特集記事 次の旅はタイの離島へ行こう Part 1 〜 リペ島

次の旅はタイの離島へ行こう Part 1 〜 リペ島

タイ最南端の秘境、リペ島は、マレーシアのリゾート島、ランカウイにも近い国境付近にある島です。タイのモルディブと言われるほど美しいエメラルドに輝く海の中は、数多くの珊瑚と色とりどりの魚たちの楽園。
バンコクから国内線と車、スピードボートを乗り継いで約4時間半、非日常のアイランドライフ第一弾、お楽しみに!

協力: 旅わ〜るど

リペ島ってどこにあるの?

タイ南部サトゥーン県のアンダマン海に浮かぶ離島。マレーシアとの国境付近に位置し、リゾートで有名なランカウイ島にもフェリーでアクセスできる距離にあります。また、マラッカ海峡のアダン・ラウィ列島に属しており、付近一帯はタルタオ国立公園として自然保護区に指定されています。

どうやって行くの?

スワンナプーム国際空港またはドンムアン国際空港から飛行機で、ソンクラー県ハジャイ(HatYai)国際空港(✈️) に移動(約1時間半)。空港から車(バン、タクシーなど)でパクバラ(PakBara)港(⚓️ )まで移動(約1時間半)し、スピードボートでリペ島に向かいます(約1時間半)。バンコクからハジャイまでは、LCCを含め常時4~5社の航空会社が就航しています。リペ島までの移動があるので、基本的に早朝便で発ちます。航空券とボートのジョイントチケットもあり、その場合はハジャイの空港から航空会社の相乗りバンで港へ移動します。移動が心配な方は、旅行会社によって、プライベートガイド付きツアーもあるので探してみて。

リペ島までの道のり

スワンナプームから朝7時半の便に乗り、9時頃、ハジャイ国際空港に到着。ガイドさんと待ち合わせ

ハジャイからお隣、サトゥーン県にあるパクバラ港までバンで移動

11時頃、港に到着。近くにセブンイレブンなどがあります

ガイドさんに案内されて乗り場へ移動。港入場料(20バーツ)と国立公園入島料 200バーツ(子供 100バーツ)を支払います

スピードボートで1時間半。真ん中~後方の席の方が揺れが少ないそう

13時半頃、リペ島到着。水面から底まで見える透明度の高い海!

13時半頃、リペ島到着。水面から底まで見える透明度の高い海!

浮き桟橋を渡って島に上陸。ホテルのスタッフが迎えに来ています

島のタクシーはサイドカーのようなタイプで、島内どこまででも1人 50バーツ

リペ島概要

主なリゾートホテルは3大ビーチ(サンセットビーチ、サンライズビーチ、パタヤビーチ)のいずれかに位置し、遠浅の穏やかで澄んだ海に囲まれ、スノーケリングに最適。世界の熱帯魚種の25%がこの地域で見られるそう。ウォーキングストリートと呼ばれる通りには、レストランやスーパーマーケット、薬屋、ビーチウェアショップなどが揃っています。海軍が管理する一部の敷地は立ち入り禁止。また、島は急斜面の丘が多いので、道があっても歩くのは厳しい場所も。

リペでしたいこと 1. スノーケリングツアー

リペ島のビーチに待機しているテールボートの数々は、ボートタクシーと呼ばれる交通手段である一方、旅行会社を通じて、スノーケリングツアーにも対応しています。ツアーはホテルや現地旅行会社でも申し込めますが、プライベートツアーだと混み合わず快適。今回は一番人気の、アダン列島内湾5カ所を巡るプログラムをご紹介します。

スポット1 ヒンガム島

なぜか丸く削られた黒い石が大量に流れ着く島。つるつるで可愛い石ですが、国立公園内に存在する自然の産物は、持ち帰ることができません。見つかると罰金が課せられるので注意。最初に島の周りでスノーケリングを楽しみ、その後、島に上がって記念撮影、という流れ。

スポット2 ヤン島

三角形の白砂ビーチまで、スノーケリングしながら目指します。浅いので、珊瑚までの距離が近く、様々な種類の魚を観ることができます。

スポット3 ラウィ島

海軍が管理する大きな島。トイレもあって、ここでランチを取るツアーが多い。国立公園入島チケットのチェックがあるので、忘れずに持って行こう。お弁当を狙う猿にも注意。浅いので、珊瑚までの距離が近く、様々な種類の魚を観ることができます。

スポット4 アダン島

数年前に一般開放された島とあって、ビーチも海も綺麗。

スポット5 ジャバン

最後は、島ではなく珊瑚の保護区。様々な色の珊瑚を観ることができます。。

リペでしたいこと 2. サンセットを楽しむ

サンセットビーチ沿いにあるリゾートホテルのレストランで、水平線に沈む太陽を眺めながらディナー。「ザ・クリフ・リペ」はヴィラタイプの部屋が丘に沿って建てられたリゾートで、レストランのみの利用も可能。夜はウォーキングストリート以外、暗いので、移動はタクシーを使うのがお勧め。

1. 揚げた青パパイヤと海老のソムタム

2. ガイドさんお薦め、リペ産鯖フライの蟹味噌ソース

3. 海老のタマリンドソース

The Season (The Cliff Lipe 内)

69 M.7 Koh lipe, T.Koh Sarai, Satun 91000
TEL: 085-89888

リペでしたいこと 3. ウォーキングストリート散策

必要なものが一通り揃うウォーキングストリート。パタヤビーチからサンライズビーチ方面に向かって1キロほど続いています。ハイシーズン(10月下旬~5月半ば)のみ開ける店もあるそう。

4. サンライズビーチから小学校の脇を通って街なかへ。セブンイレブンの隣がウォーキングストリート入り口

5. シーフードレストランが軒を連ねます

6. ハイシーズンの方が回転が良いので、鮮度が高いそう

7. お洒落なバーやカフェも数年前に比べぐっと増えたそう

8. タイ南部名物といえば、チャーイェン(タイミルクティー)とロティー(タイ風クレープ)

9. 観光地で良く見掛ける、景観を意識したナチュラルカラーのセブンイレブン

10. 島最大のスーパーマーケット「PATT」ではワインも手に入ります

11. イタリア人が経営するイタリアンレストラン「Capriccio」は、パスタやピザなど、殆どのメニューが200バーツ以下! しかも美味しくて量も多い (閉店済み)

12. 盛り付けも綺麗な魚のカルパッチョ 180バーツ

13. カルツォーネ 190バーツ

Sita Beach Resort

パタヤビーチ西端に位置するシタビーチリゾートは、目の前のビーチでスノーケリングができる好立地にあります。丘の斜面を利用して建てられたヴィラは、平地のデラックスウィングと高台のスーペリアウィングに別れ、部屋の広さは30平米から。プールは2カ所にあり、ビーチ沿いのレストランでは、朝食ビュッフェ、アラカルトのタイ料理と洋食をサーブしています。宿泊料金が手頃なのが嬉しい。静かで綺麗なビーチを望む小さなお子様連れ家族に人気。

GUEST ROOMS

1. デラックスプールビューの寝室

2. デラックスプールビューのバスタブ

3. デラックスプールビューの外観

4. スーペリアプールビューの寝室

5. スーペリアプールビューのベランダ

FACILITIES

プール、子供の遊び場、レストランなどがあります。リペ島のリゾートホテルには、スパが付いていないケースが多いです

リゾートの前に広がる白砂のビーチ。近くに岩場がある為、珊瑚が群生し、熱帯魚が多く見られます。東に進んだ辺りには、潮が引いた時に中州が出現する事も

SITA Beach Resort

149 Moo.7 Koh Lipe, Koh Sarai Sub-district, Muang, Satun 91000 Thailand

bundhaya villas

パタヤビーチ東端に位置するブンダヤヴィラ。2階建てのビルディングタイプの客室と、ビーチに面したバンガローがありますが、全体的に部屋数が少なく、プライベート感があります。洗練された建築デザインと手入れの行き届いた熱帯植物のガーデン、お洒落で閑静な雰囲気が漂うリゾートホテルとあって、海外からのリピーターも多いそう。また、リペ島のホテルで唯一、専用のスピードボートを所有しており、パクバラ港ーリペ島間の移動の手配が可能。リゾートの隣が海軍の施設となっているせいか、賑やかなパタヤビーチにありながら、静かな夜を過ごすことが出来ます。

FACILITIES

レストラン以外のファシリティが全てプール周りに集約されており、分かりやすく使いやすいです

1. 木造の大きな屋根を持つレセプションには、アンティーク雑貨が飾られ、ノスタルジックな雰囲気

2. ガーデンには子供が遊べる遊具が。景観を損ねないデザインを意識しています

3. リペのホテルでは珍しく、ブンダヤヴィラにはスパがあります。タイマッサージ1時間 300バーツ~と、料金が手頃

4. ギフトショップの品揃えも良く、生活用品からお菓子、水着まで手に入ります

5. プールを眺めながらトレーニングができるジム

6. ジムの隣にはビリヤード台が置いてあり、プレーを楽しむゲストの姿が

RESTAURANT

リゾート唯一のレストラン「THE SALA RESTAURANT」がビーチ沿いにあります

7. レストランはウォークインで外部の方も利用が可能。写真スポットにもなっている一角

8. レストランに併設された砂浜にはデッキチェアと、海にせり出したネットチェアが

9. 食事の間、子供は砂遊び

10. 朝食ビュッフェにはタイの麺やお粥もあってバリエーション豊か

GUEST ROOMS

客室はデラックスバルコニー、デラックススウィート、ファミリースイート、バンガローに別れており、広さは最も狭いタイプでも55平米と広々。2階建てのビルディングタイプの客室は、2階の方がビューが良く人気

デラックススウィート

1. キングサイズのベッドで快適な眠りにつくことが出来ます

2. 屋外型のバスルームに、バスタブとレインシャワーが。この他に、室内シャワーが1台あります(デラックスバルコニーにはバスタブがありません)

3. 広くて使いやすい洗面台。アメニティグッズも充実しています

4. テラスからプールを眺めた様子。いかにも南国リゾートという感じで気分が盛り上がります

5. テラスの逆サイドからの眺め。地中海の建物のようなデザインがお洒落

ファミリースイート

オーシャンビューの2ベッドルーム。紫を取り入れたシックなデザインとなっています

6. メインベッドルーム

7. 子供部屋にはシングルベッドが2台

8. リビング

ビーチフロントバンガロー

ビーチ沿いに建てられたバンガロータイプの部屋。バスタブはありませんが、目の前が海!

9. 外観

10. テラスからの眺め

11. 寝室

bundhaya villas

147 Moo.7, T. Koh Sarai A. Mueng, Satun 91000 Thailand

AKIRA BEACH RESORT LIPE

日本のテレビ番組でも紹介された人気リゾート。ウォーキングストリートにも近く、常に多くのゲストで賑わっています。リゾート内にプールが3つあり、スーペリア、デラックスともプールに直接アクセスできる部屋があるのが特徴。キッズクラブやジムも揃っています。数軒隣には姉妹ホテルの「Ananya」があり、リペ島唯一のビーチクラブ「ART BEACH CLUB」があることで有名。コンサートなど、イベントがあると1500人以上のゲストが集まるそう。今年もカウントダウンの花火とイベントを実施予定。年末でも比較的料金が手頃なリペのリゾート、ぜひチェックしてみて下さいね。

1. アキラ・リペの前に広がるビーチ。繁華街に近いとはいえ、海が美しいことに変わりはありません

2. レセプションには常にスタッフが常駐し、スノーケリングセットの無料貸し出しなどの業務をこなします

3. ウェルカムドリンクも美味しい

4. タイ国内のリゾートで長年勤務してきたGM(ゼネラルマネージャー)のジェム氏。「タイで最も美しい海はリペだ」と語ります

FACILITIES

5. ボールプールが楽しそうなキッズクラブ

6. トレーニングマシーンが揃うジム

7. ビーチに面した場所にあるレストランは、ビーチからウォークインで訪れるゲストも多いのだとか

8. シーフード、タイ料理、洋食がメニューに並びます。朝はビュッフェをサーブ

9. ビーチを臨むインフィニティプールにはバーも併設しています

GUEST ROOMS

客室カテゴリーは、大きく分けてヴィラスイートと2階建てのビルディングタイプ(デラックス・スーペリア)の3つ。最もビーチに近いトロピカルガーデンに囲まれた戸建てのヴィラは60平米の広さがあり、バスタブも付いています。スノーケリングを終えて、ビーチから水着のまま部屋に戻る機会も多い島のリゾート、ゲストの行動に合わせてファシリティが整っており、快適に過ごすことが出来ます

1. エントランスにある憩いのスペース。喫煙も可能。水に強い素材を使用したソファーには、濡れた水着のまま座ってもすぐ乾きます

2. ヴィラは全10棟。全てにキングサイズの天蓋付きベッドが配されています

3. 明るい光が差すリビングルーム

4. 広々として使い勝手の良いバスルーム。ジャグジーバスとなっています

5. バンコクでは鉢植えサイズでしか見掛けない植物も、島ではこんなに巨大に成長

スーペリア

6. ナチュラルカラーを基調とした可愛らしいインテリアが特徴

7. プールを臨むテラス

デラックス

8. リビングコーナー

9. 2面ある洗面台

10. バスタブも大き目

11. デスクコーナー

プールを囲むように建てられたデラックスルームとスーペリアルーム。各棟、1階はプールアクセス、2階はプールビューとなっています。デラックスとスーペリアの違いは、バスタブの有無と広さ(52平米と44平米)です

AKIRA BEACH RESORT LIPE

370 Moo 7 Koh Lipe, Koh Sarai Sub-district, Muang, Satun 91000 Thailand

記載の情報は、WOM本誌発行当時のものであり、現在までに変更となっている場合があります。ご了承ください。

by WOM 編集部

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