特集記事 COMO COCOA ISLAND ~ モルディブの旅

COMO COCOA ISLAND ~ モルディブの旅

バンコクから直航便で約4 時間。1島1リゾートの楽園、モルディブ。

タイ在住中に1 度は行きたい海外旅行先のひとつです。

26の環礁と1200の小さな島から成るモルディブ共和国は世界有数の美しい海に囲まれ、リゾートでは、海の上に建つ水上ヴィラが人気。

今回は、シンガポールを拠点に世界展開するコモ ホテルズ アンド リゾーツが運営するコモ ココア アイランドをご紹介します。

モルディブ・ヴェラナ国際空港に到着

バンコクから直航便で約4時間。モルディブ・ヴェラナ国際空港に到着。各リゾートのスタッフが看板を持って出口に立っているので、宿泊するリゾートの看板を探します。また、到着ロビーにはリゾートや旅行会社のカウンターがびっしり並んでおり、そこで受け付けを行う場合もあります。

空港からリゾートまでの移動手段は3つ

1. スピードボート
2. 水上飛行機
3. 国内線飛行機

移動手段はリゾートまでの距離によって異なり、遠いほど燃料費が掛かります。しかし飛行機だとモルディブの島々を上空から見る絶景を楽しむ事が出来ます

スピードボートでリゾートへ

今回向かう「コモココアアイランド」は、空港からスピードボートで40分の距離にあります。空港を出るとすぐに船着き場があり、各リゾートの送迎ボートがひっきりなしに運航しています。スタッフに荷物を積んでもらって出発!

スピードボートに乗ると、冷たいタオルと水が配られます。空港のあるフルレ島を出て、首都マーレ島を左に見ながら、コモココアアイランドのある南マーレ環礁に向かいます

コモ ココア アイランド到着

地元では「マクヌフシ」と呼ばれるこの島は、徒歩一周20分程度というコンパクトなサイズで、緑豊かなガーデンとホワイトサンドのビーチに囲まれた静かなリゾートです。

ハウスリーフにも恵まれ、長年に渡り、珊瑚の保護活動も行っている為、数多くの水中生物を見る事ができます。

1島1リゾートの楽園

小さな島が1200以上あるモルディブでは、1つの島が丸ごと1つのリゾートとなっており、現在160島以上のリゾート島が存在します。これは地元の人が住むローカルアイランドより遥かに多い数となっています

COMO COCOA ISLAND

Makunufushi South Male Atoll

ハウスリーフと砂洲

ココアは小さな島ですが、ドロップオフまでの距離が近く、様々な海洋生物がリゾート付近まで近寄ってきます。また、島の一端に1kmの砂洲があり、砂遊びやヤドカリ観察などにも最適。また、敷地内に大きなメインプールもあります。

コモ ココア アイランドのこと

空港からスピードボートで移動できる南マーレ環礁の中にあるコモココアアイランド(以下ココア)は、モルディブでは老舗の高級リゾートとして有名です。コモホテルズアンドリゾーツはシンガポールに拠点を置く会社で、母体は「CLUB21」というラグジュアリーブランドの直営セレクトショップを運営しています。その為、インテリアやユニフォームは高級ブランドのデザイナーが手掛けているものが多く、全体的にセンスが良いのが特徴。客室は33室あり、全て水上ヴィラとなっています。中でもモルディブの伝統的な漁船、「ドーニ」の形をした部屋が有名で、まるで海に浮かぶ船の上で過ごしているかのような滞在をたのしむことができます

豆知識

モルディブの公用語はディベヒ語ですが、リゾートでは英語が通じます。時差はタイよりマイナス2時間。イスラム圏ですが、リゾートではアルコールと豚肉の提供が可能です。国外からの持ち込みは禁止されているので注意してください

一度は泊まってみたい! 水上ヴィラ

部屋から直接海に入れる水上ヴィラ。デッキからも魚影をみることができ、様々な色の魚が泳いでいるのが分かります。好きなタイミングでスノーケリングができるのが何よりの利点。世界中にビーチリゾートは多数ありますが、水上ヴィラがあるリゾートはなかなか無いので、モルディブに行ったらぜひ体験してみたいですね。こちらのページでご紹介しているのは広さ75平米の「ドーニウォーターヴィラ」。モルディブの伝統的な漁船「ドーニ」の形をしており、デッキ付きのリビング、寝室、バスルームに分かれています。

1. ガラスビーズのついた鍵が可愛い

2. リビングの様子。2019年にリノベートし、シンプルでモダンなデザインになりました

3. リビングから小上がりで繋がっている寝室。ミニバーはこちらに配置されています

4. 寝室から海を臨む様子

5. バスルームには独立したシャワーとバスタブがあります

6. ファッションとリゾートをテーマにしたCOMOオリジナルの写真集

7. 到着時にウエルカムフルーツとスイーツがサーブされます

8. ミニバーには有料の酒類やジュースがありますが、水、ミルク、瓶入りのお菓子は無料サービスです

9. コモグループのスパ「コモシャンバラ」のレモングラスバスソルトがバスルームに配されています

10. 各部屋にネスプレッソマシーンがあり、ポッドが減ると足してくれます。紅茶はTWGのものとなっています

ロフトで寝るタイプの客室も楽しい

ドーニ型の「ドーニロフトウォーターヴィラ(110平米)」と、家形の「ロフトウォーターヴィラ(123平米)」は、ベッドがロフトに配されています。ファミリーに人気のこのタイプ、お子様連れの方は人数制限、年齢制限が気になると思いますが、旅行会社さんに相談して交渉してもらいましょう(ウェブサイト等に出ている料金は大人2名までの料金です)。また、数は少ないですが、2ベッド、3ベッドのヴィラもあるので、2世帯旅行などを検討中の方にもおすすめです。

ドーニロフトウォーターヴィラの様子。ロフトの下がバスルームになっています

1. ロフトウォーターヴィラの様子

2. ドーニ型よりも少し広く、バスルームには外付けのシャワーがあって、海から上がるとそのままシャワーを浴びることが出来ます

3. 屋根裏感がある寝室

4. トイレもあって安心

5. リゾート唯一の3ベッドプールヴィラから見るサンセット

朝食はビュッフェ+アラカルト

食事はプールサイドにあるオールデイダイニングレストラン「Ufaa」で。南インド、アジア、地中海などのエッセンスを取り入れたインターナショナルフードをサーブする他、コモシャンバラキッチンのヘルシーメニューも頂く事が出来ます。ビュッフェ+アラカルトのメインを楽しんで!

コモシャンバラキッチンより 6. キヌアボール

7. モルディビアンエッグアンドベジタブルカレー

8. バターミルクパンケーキ

モルディブの海は海洋生物の楽園!

世界トップランクの美しい海に囲まれたモルディブ。そこに住む海洋生物の種類は2000種とも言われており、それには世界的にも貴重な「環礁」の存在が大きく関わっています。ココアのハウスリーフでは、毎日無料のスノーケリングツアーが実施されており、スノーケルセットも無料でレンタルしています。こちらの海の中の写真はスノーケリング初心者がGoProで撮影したもの。たった30分のスノーケリングでこれだけの魚、そして野生のウミガメに出会うことが出来るのは、ドロップオフが近く、珊瑚の種類が多いココアならではかもしれません。

ダイビングセンターでできること

ココアには、海洋生物学者とPADIのインストラクターが常駐しており、スノーケリングセットのレンタル、ダイビングライセンスの取得、エクスカーションの申し込みなどができます。エクスカーションには、無料のハウスリーフスノーケリングツアーを始め、有料のサンセットフィッシング、ダイビングツアーなどがあります。また、各客室にモルディブの魚図鑑が置いてあるので、見つけた魚のことを調べてみてくださいね

環礁ができるまで

1. 海底火山の噴火で土地が隆起し島が形成されます
2. 噴火は栄養豊富な土壌の島を形成し、その周囲でサンゴ礁が成長。長い年月を掛けて厚くなります
3. 火山島が沈降しサンゴ礁だけが輪のように残ります。それが環礁です。サンゴの壁が波や潮流を阻止するため、内側には穏やかなラグーンが広がり、豊かな生態系が築かれます。最近では埋め立てによる人工島のリゾートも増えていますが、天然の自然に触れるなら、昔からある島のリゾートがおすすめ

「Ufaa」で3コースディナーをいただきます

モルディブのリゾートでは、基本的に島の中で数日間を過ごすことになります。食事も全てリゾート内でとる事になる為、オールインクルーシブ(3食)またはハーフボード(2食)が宿泊費に含まれているホテルがほとんどです。アラカルトメニューもありますが、1品1品が高めの設定になっています(1品5000円程度)。ココアでは、朝食と同じく「Ufaa」でディナーをいただきます。アラカルトメニューから、前菜・メイン・デザートを選ぶ方式となっており、様々なメニューが揃っているので、飽きることはなさそう。ヘルシーなコモシャンバラメニューがあるのもポイント!

サラダ、タコのグリル、ビーフカルパッチョ、パスタ、ステーキなどの他、南インド料理や近海で採れた魚のグリルなど、バリエーション豊富なメニューを日替わりでサーブしています。ロブスターなど、*マークが付いているメニューは追加料金がかかるので注意。メインに付けるサイドメニューは無料で付けられます。ドリンクは別料金となりますが、お酒を沢山飲む方は「ビバレッジパッケージ」を追加すると安心です

コモシャンバラリトリート

インドネシア・バリ島のウェルネスリゾートを皮切りに、世界のCOMOリゾートで取り入れられているウェルネスセンター。ハイドロプール、スパ、ジム、ヨガパビリオンなどがあります。

1. 静寂に包まれたコモシャンバラエリア

2. 世界的に有名なCOMOのスパは予約必須

3. 温水ハイドロプール、シャワー、サウナもあって、スノーケリングの後に利用すると非常にリラックスできます(無料)

4. 朝と午後、無料のヨガレッスンを実施しています

5. コモシャンバラのレセプション

6. 各地のCOMOリゾートで活躍してきたベテランセラピストさん。技術の高さに圧倒されます

豆知識

スパやレストラン、部屋の枕チップは米ドルで支払い可能です。タイで両替していくのがベター

お土産を買ってバンコクに帰ろう

センスの良い商品が多いココアのギフトショップ。カゴバッグや小物、コモシャンバラのスパプロダクトなど、見応えがあります。空港までの帰路、イルカの群れに遭遇! ! スタッフの方がボートを停めてくれ、ゲストはしばし写真撮影タイムとなりました。

7. ジャンプするイルカ達。送迎ボートでイルカに遭遇したらかなりラッキー

8. ボートが見えなくなるまで手を振ってくれるスタッフの皆さん。絶対にまた帰ってきたい!

初めてのモルディブ、旅行代理店を通すべき理由

1. ネット予約と同じ料金でも代理店経由だと食事やエクスカーションなどオプションが付くことがある
2. 個人手配の場合、空港からリゾートまでの移動料金が含まれていないことがある。その場で支払う場合、モルディブは燃料費が驚くほど高いので注意
3. 乗り継ぎミス、思わぬ事故、そしてハイシーズン時に生じるホテルのオーバーブッキング・・・。トラブル時、日本語で相談できる旅行会社があると安心

by WOM 編集部

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