特集記事 噂のアーバンデザインホテル Part.1

噂のアーバンデザインホテル Part.1

世界の大都市に行くと、都会的でお洒落な高級シティホテルによく遭遇します。ここバンコクにも、その新しいジャンルのホテルが最近増えつつあるってご存知でした? 誰もが知る老舗ファイブスターホテルが展開するもの、ローカルカンパニーが運営するもの、経営者も経営方針も様々ですが、その共通点は、建築デザインや内装が都会的でモダン。そう、"アーバンデザイン" であるということ。知っていたらちょっと格好いい、バンコクのお洒落ホテル情報をお届けします。

HOTEL MUSE

ソイ・ランスワン

TEL.0-2630-4000

レストランや高級コンドミニアムが建ち並ぶお洒落なソイ・ランスワンに昨年9月、オープンしたホテルミューズ。こちらはフランスのアコーホテルズが運営するMギャラリーコレクションのホテル中のひとつで、個性溢れる内装デザインが特徴的。ホテルに一歩入ると、薄暗いヨーロピアンクラシカルなレセプションが現れ、まるでタイムスリップしたかのような気分に。重厚なインテリアと端正な顔立ちのホテルスタッフ達に囲まれ、非日常な空気を味わう事ができます。ミューズとは、ご存知、ギリシャ神話に登場する芸術の女神の名前。それはホテルのコンセプトの一部にもなっており、ミュージアム(美術館のような空間演出)と、ミュージック(有名なミュージシャン建にオリジナルサウンドを依頼。常にホテル内に流れている)という形で表現しています。

1.古い洋館の様な雰囲気が漂うレセプション。外の暑さと喧噪が嘘のよう

2.グランドフロアにある「Le Salon」ではアフタヌーンティー (650バーツ++/2人) を実施中

3.地下のイタリアンレストラン「Medici」。ランチコースがあります

4.19階にあるタイレストラン「Su Tha Ros」。ランスワンを見下ろす眺望とコロニアル様式を意識したインテリアの中で美味しいタイ料理を楽しむ事が出来ます

5.夕方6時から営業しているルーフトップバー。夜景を見ながらワインやカクテルを楽しむことの出来るロングバーカウンターにシガーバー、ボードゲームルームも併設。大人の社交場という感じ

7.隠れ家的な雰囲気のシガーバー

6.ルーフトップの一部にはユニークなデザインコンセプトのVIPルームが3つ。ひと部屋6人まで利用可能。こちらはホールウエイ

ゲストルーム

全174室からなるゲストルームは、クラシカルヨーロピアンをベースにアジアンモチーフを散りばめた、ホテルミューズならではの個性的な内装。メインカテゴリーとなるデラックスタイプは広さ39平方メートル。全ての部屋タイプにバスタブとインターネットテレビ、iPodドッキングステーション、フリーWi-Fiアクセスがあり、ハイカテゴリールームにはエスプレッソマシーンとイギリス "MOLTON BROWN" のバスアメニティグッズが付いています。また、寝具はタイのアパレル&ホームデコールブランド「JASPAL」にオリジナル発注したものを使用。ベッドマットのクオリティやシーツ、枕の肌触りなどが、クチコミサイトで評判となっているそう。

1.Dowadueng Corner Deluxe

2.Jatu Deluxe 寝室

3.Jatu Deluxe バスルーム

4.ホテルミューズオリジナルアメニティグッズ

ファシリティ

5.シティタイプのホテルに多く見られる空中庭園ならぬ空中プール。街の喧噪を見下ろしながら優雅に泳ぐのも、なかなか良い気分

6.シンプルなデザインになりがちなフィットネスも、どこかホテルミューズらしい雰囲気に

7.レトロ感たっぷりのビジネスコーナー

The Okura Prestige Bangkok

プルンチット

TEL.0-2687-9000

2012年5月、待望のオープンを迎1えた日系ホテル、オークラ・ホテルズ&リゾーツのモダンデザイン・シティタイプホテル「ザ・オークラ・プレステージ・バンコク」。通称大使館通りと呼ばれるワイヤレス通り沿いにありながら、BTSプルンチット駅直結という立地の良さから、ビジネスマンはもちろん、近隣諸国から訪れる観光客にも人気があります。ホテルに入ったら、まず24階のレセプションへ。ガラス張りの広々としたフロアからはバンコクの街を一望する事ができ、洗練された都会的なホテルの雰囲気が漂います。大理石の床にブラウンを基調とした内装、高級感溢れるインテリア。所々、「和」を感じさせるテイストも散りばめられ、全体的にクオリティの高いデザインホテルとなっています。

1.レセプションのあるフロアー。屋外に出て景色を楽しむ事も出来ます

2.同じく24階にあるインターナショナルレストラン「UP & ABOVE」。乾期になったら屋外席ディナーを是非予約したい

3.「UP & ABOVE」のランチタイムには情報に敏感な日本人女性客が早くも訪れているそう

4.「UP & ABOVE 」バーで毎日午後14時から17時まで実施しているハイティー。写真は見た目も美しいチョコレートハイティー 750バーツ++/2人

5.ディナー営業のみのレストラン「Elements」。モダン・ロジカル・キュイジーヌをコンセプトにエッジの効いた料理を提供しています

6.ジャパニーズ・ファイン・ダイニング「山里」は、今、バンコクで話題の和食レストラン。ホテル・オークラ勤続30年以上という萩原シェフが心掛けていることのひとつは "海外でも、日本の季節や行事を感じられる料理を提供すること" なのだとか

7.「山里」では毎日ランチセットを提供中。こちらは "お造り御膳" 650バーツ++

8.同じく「山里」の "鰻重" 1,300バーツ++その他、カツ重や牛ロース生姜焼きなど、ランチメニューが充実しています。個室も大小合わせて10室あり、ビジネスランチにもお勧め。ちなみに食器は日本から運んできた物を使用しているそう

ゲストルーム

全240室。メインカテゴリーのデラックスルームは広さ47平方メートル。スイートルームは18室あり、最も広いインペリアルスイートは何と302平方メートルという広さ。全室バスタブ付きはもちろん、トイレはTOTOウォシュレットを採用。ベッド周りやリビングに配されたスマートな客室ファシリティは、「さすが日系ホテル!」と思わせてくれること請け合い。日本から友達や親戚が遊びに来る際に、安心して紹介できるホテルとして重宝しそうです。また、大きな窓の外に広がるダイナミックなパノラマビューは、大都会のシティホテルに泊まっている醍醐味を、改めて感じる事ができるはず。

1.プレステージスイートの寝室

2.プレステージスイートのバスルーム

3.枕元には折り紙セットと鶴が

4.浴衣のような帯付きのローブが用意されているのも粋な感じ

SPA

5.「オークラ・スパ」のレセプション。和モダンなインテリアがここにも。温めた竹を転がしてマッサージする「竹リリーフマッサージ」など珍しいメニューがあります

6.ジャグジー付きカップルルーム

クラブラウンジ

オークラクラブルーム以上のカテゴリーに宿泊すると、クラブラウンジの利用が可能となります。ソフトドリンク、フィンガーフードのサービスが終日行われ、夕方からはアルコールもフリーに。

スイミングプール

プルンチットロードを眼下に、建ち並ぶビル群を目の前にしながら泳ぐことが出来るインフィニティプール。ここに泊まったらこのプールの利用は絶対にはずせません!

HANSAR Bangkok

ラチャダムリ

TEL.0-2209-1234

BTSラチャダムリ駅から徒歩3分。大通りから一本、細い路地を入った静かな場所にあるハンザー・バンコクは、2010年12月に開業。ハンザーとは、タイ語でハッピネスという意味があるそう。バンコク以外には、サムイ島にリゾートタイプのホテルがあります。シンガポールの有名なデザインオフィスに依頼したという建築デザインは "ネイチャー" をテーマに木材を多用。外壁にはバーチカルガーデンが施され、まさに都会の中のオアシスといった雰囲気。昨年、ロンドンのブティックホテルアワーズで "ベスト・シティデザイン・ホテル" にも選ばれ、ますます人気が上昇。レストランやバーのみの利用も可能ですが、こちらのホテルは "全室スイートルーム" というのが大きな特徴なので、機会があれば是非ステイしてみて下さい。

1.ホテルファサード。エコブームもあって、バーチカルガーデンは最近の建築デザイントレンドのひとつ

2.ホテルやコンドミニアムに囲まれながら、ひときわ目立っているのがハンザー。外観にこだわりが感じられます

3.ロビーに入ると中二階へと続く大きな木造の階段が目に入ります。装飾に使われている美術品にも注目

4.建物の中腹ほどの高さにあるスイミングプール

5.ロビーの奥にあるバー「VUE」。ランチタイムから深夜まで営業しており、ちょっとした軽食も楽しむ事が出来ます。夕方17時半から20時まではアルコールが "Buy 1 Get 1 Free!". 夜になるとライブ演奏が始まり、良い雰囲気に

6.全ての宿泊客が利用できるエグゼクティブクラブ

7.グランドフロアにある「café Boca」はタイ料理、サンドイッチなど軽めのウエスタン料理、デザートが楽しめるレストラン。自家製クッキーなどテイクアウトにもお勧め

8.「café Boca」はこの一帯のホテルにしては珍しく、ウォーク・インで入りやすい雰囲気

ゲストルーム

全室スイートルームというのが、特徴にもなっているこちらのホテル。5種類のスイートルームがあり、メインカテゴリーは広さ59平方メートルのスタジオ・スイート。全室Wi-Fiフリー、iPodドッキングステーション、フラットスクリーンテレビ、寝心地の良いキングサイズベッド、レインシャワー、バスタブ完備。また、アルコールを含めミニバーの利用は無料となっています。

1.アーバンスイート(71平方メートル)の寝室。ナチュラルカラーのインテリアとファブリックに囲まれています

2.アーバンスイート、エッジスイート、の2カテゴリーのみ、室内にバーチカルガーデンが。(ガラスで仕切られています)

3.広々としたリビング

4.ウォークインクローゼットおよびバスルーム。

シグネチャーダイニング

タイのグルメ雑誌などに良く取り上げられている、地中海料理レストラン「Eve」。女性をイメージした内装と活気あるオープンキッチン、まるで絵のように美しいディッシュデコレーション。記念日ディナーにいかが?

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SPA

ホテルオリジナルスパ「LUXSA SPA」は、建物の10階にあり、まるでリゾートホテルのスパの様に明るい雰囲気。差し色にオレンジを取り入れ、ナチュラルで健康的なイメージが印象的なスパです。お勧めは「ザ・ロマンティック・ヒーリング(135分)」というパッケージメニュー(3,900バーツ++)

 

 

ザ・ロマンティック・ヒーリング(135分)

内容:フローラルフットバス/シグネチャーマッサージ/ハーバルスチーム/フローラルミルクバス/ハーバルブレンドティー

by WOM 編集部

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