コラム バンコクとあやさんと私 第66回 貴重品の管理
第66回 貴重品の管理
遅くなりましたが、2016年が始 まりました。昨年は3回に渡りクロントーイ幼稚園のボランティアの話を番外編としてお伝えしましたが、今回からは「バンコクとあやさんと私」本編に戻ります。今年もどうぞお付き合いくださいませ。
さて、皆さんは貴重品の管理をど のようにされていますか? 誰もが 自分自身が被害に遭うなんて、思ってもいないと思います。確かに被害に遭う確率は低いかもしれませんが、運悪く、その低い確率に当たってしまう場合もあります。自宅に他人の出入りが多いこの国で、被害に遭わないなんて保証はどこにもありま せんからね。
どんなに厳しいセキュリティでも 盗難事件は日常的に起きています。 勿論、犯人はあやさんでは無く、運転手やエンジニアなどの可能性もあります。貴重品管理はご自分でしっかりと心がけるようにしましょう。例えばマンションの中にはクローゼットの引き出しに鍵がついているものもあります。一般的に考えれば鍵があるから大丈夫だろうと思いがちですが、鍵をしていても中身を盗まれるケースは多々あります。国が変われば物の考え方もそれぞれで、ある国では「出してある物は盗られてしまうと考えよ」と言われている国もあるぐらいです。多くのあやさんは、例え自分が盗っていなくても物がなくなれば雇用主から疑われる、ということを理解しています。それゆえに対応にも気をつけなければなりません。間違った疑いを掛ければお互いの信頼関係にも関わってきます。
私は皆さんにしっかりした金庫の設置をお勧めしています。大げさに感じるかもしれませんが、何かがあってからでは遅いですからね。既にマンションに備え付けてあるものもありますが、簡単に持ち運べるものでは意味がありません。また、人がいる前で金庫の開け閉めをしたりしないよう、配慮も必要です。海外暮らしにおける貴重品の管理、一度見直してみてくださいね。
チンチョ・プロフィール
在タイ20年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。