コラム MEN’S WOM 第44回 バンコク病院股関節・膝関節センター

MEN'S WOM

第44回 バンコク病院股関節・膝関節センター

◎案内人: 加藤友介 (かとうゆうすけ・元プロサッカー選手)

WOMの読者は女性が多いけれど、毎月のアンケートに答えてくれる男性も多いんです! 最近は単身赴任やシングルの若い男性も増えているバンコク駐在員事情。今どきのお洒落な日本人男性に、おすすめ情報をお届けします。

整形外科医/膝関節症専門サリット先生 Dr.SARIT HONGVILAI

変形性膝関節症に対する最新PRP療法

膝の痛みでお悩みの方はいませんか? 膝の痛みの原因は、加齢や体重過多、スポーツ傷害、怪我など様々ですが、その多くは軟骨がすり減ることで起こる「変形性膝関節症」と診断されます。今回は、大リーガーの大谷選手も受けているという、関節の最新治療、「PRP療法」について、専門の先生にお話しをお伺いします。

Shinji(バンコク病院マーケティング)「Yusukeさんは元々プロサッカー選手として活躍されていましたが、筋肉や関節、膝の痛みなどありましたか?」
Yusuke「そうですね、身体に痛みが出ることはよくありました。良くないかもしれないけど、鎮痛剤を飲みながら練習したり、試合に出たりしていましたね。変形性膝関節症って具体的にどんな症状なんですか?」
Doctor「軟骨がすり減って膝の痛みや関節の変形を引き起こす病気です。一般的には50代以降の女性に多く発症しますが、スポーツ選手のように軟骨がすり減り、関節に日頃から大きな負担がかかっている場合は、年齢や性別に関係なく発症することがありますね。一般的に、膝関節の軟骨は加齢とともに弾力性を失い、再生が難しくなります。このような状態で膝を使い続けると軟骨がすり減り、最終的には動作時の痛みにつながります。肥満も原因のひとつです。また、遺伝も原因となることがあります」

Yusuke「軟骨を再生させることは難しいですよね? 人工関節を入れるしかないのでしょうか?」
Doctor「変形性膝関節症は進行性の疾患のため、治療せずに放置してしまうと病状は悪化してしまいますね。まずは生活スタイルをお伺いしてアドバイスさせていただき、痛み止めや炎症止めの薬を処方します。強い痛みの場合はステロイド注射を行う場合もあります。半年ごとのヒアルロン酸関節内注射をしても改善が乏しい場合は、最終手段として人工関節置換術術(TKR)を行うのが一般的です。しかし、人工関節は避けたいという方のために、当院では再生医療の一つであるPRP療法を行っています。ご自身の血液に含まれる血小板を膝に注入し、自己修復力を引き出す治療法なので、痛み止めやヒアルロン酸注射で改善しなかった方にも効果が期待できます!」

Yusuke「PRP療法、大谷選手がやってましたよね! 興味あります」
Doctor「PRP療法は膝以外の関節にも有効ですから、一般の方からアスリートまで幅広く対応できます。手術を行わない注射による治療法なので、高齢の患者さんでも受けることができます。軟骨の摩耗と関節症の進行を抑制することで、人工関節を入れるまでの時間を稼ぐことができますし、自分の血液を使うので副作用の心配も少ないです。膝の痛みでお悩みの方は、ぜひ当院にご相談くださいね」

血液を採取し、撹拌させて血小板を取り出します

O-armイメージングシステム

手術中の椎骨をリアルタイムでモニタリングし、安全・確実・最小限のダメージで手術を行います

PRP療法パッケージ

1回  12,000バーツ~15,000バーツ

※記載のメニュー・価格などの情報はWOM本誌掲載当時のものであり、予告なく変更になる場合があります。

お問い合わせ・ご予約

バンコク病院 股関節・膝関節センター

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2 Soi Soonvijai 7, New Petchburi Rd.

電話: 02-310-3257 (日本語) (7:00~16:00)
02-310-3000 (代表)
HP: バンコク病院ジャパン・メディカルサービス JMS

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加藤友介 (かとうゆうすけ・元プロサッカー選手)

高校卒業後アルゼンチンの1部リーグへ。日本、インドでプレーした後、タイリーグで5年間活躍。その後、インドネシア、香港、モンゴル、バングラデシュでプレー。2022年、YUKI FOOTBALL ACADEMYコーチ就任

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