こんにちは、舟津真里です。このコラムは、女性は何歳になっても輝ける、女性のセカンドキャリアを応援する私の思いを込めて書いています。人生100年時代と言われ、今や第2、第3の人生も当たり前、という世の中。生きるためにはお金だけでなく、生き甲斐、やり甲斐、達成感なども必要ですよね。とはいえ、そんなに簡単に成功を掴める訳も無く、私も仕事に復帰したての頃は、本当に苦労しました。中でも一番辛かったのは、小学生の息子のことです。
シングルマザーということもあり、正規雇用を目指して就活し、美容系の会社10社で面接を受けましたが、全滅。これは精神的にかなり堪えました。しかし、どうしてもエステの仕事がしたい、と思った私は、不採用になった会社に、アルバイトでもよいので、と再びかけ合いました。結果、「そんなに熱意があるなら…」と雇ってもらえたのです。(舟津応援メッセージ:世の中甘くない、あなたには熱意がありますか?)
再び就いたエステの仕事、最初から施術には入れないので、自分ができる最大限のことをしようと、私はまずサロンの掃除を頑張りました。コツコツやっていた努力が認められ、何と半年後に正社員に!(舟津応援メッセージ:あなたの努力もちゃんと認められています。諦めないで!)
ところがセラピストになると、お客さまからの指名を断るわけにもいかず、帰る時間も遅くなる。ある日のこと、家に帰ると息子がいない! 真っ青になりました。誘拐? 事故? どうしよう…。探し回っている時に、息子のお友達のお母さんから「預かっている」と連絡が。後からわかったのですが、息子は一人で家にいるのが寂しくて、毎日友達の家を転々としていた様。そんな息子も成長するにつれ、私の仕事を応援してくれるようになり、大学卒業後、専門学校に通い、現在はトレーナーとして活躍しています。一緒にお酒を飲みながら仕事や昔の話をしていると、前だけを見て、がむしゃらに走ってきた私の後ろ姿を見ていてくれたんだなぁと、感じる瞬間があり、嬉しくなります。
お母さんがイキイキとして社会と関わっていれば、その姿を見たお子さんはきっと真っ直ぐに育つはず、臆せずにセカンドキャリアを目指しましょう。