「色々と落ち着いたら、動きたいんですけど・・・」
こういう言葉を、これまでに何十回聞いたでしょうか。慎重で真面目で、周囲のことを考える優しい人ほど、口にする言葉です。
だからこそ、あえてはっきり伝えたい。
その“タイミング"は、残念ながら一生やってきません。
人生において、特に30~40代のライフイベントで揺らぎやすい世代の女性にとって「完璧な準備が整う瞬間」は存在しないものです。家族の都合や体調、転勤といった大きなことから、コンドミニアムの修理対応や急な子供のイベント対応まで、私たちはいつだって予期せぬことを受け止めながら進んでいます。
私たちは「子供が大きくなったら」「色々落ち着いたら」「自信がついたら」と条件付きでスタートしようと考えてしまうもの。けれど実際は、動いた“あと”にしか、気持ちは整っていかないし、応援もされないのです。
やる気になれないという相談も多いけど、それは意志の弱さの話ではありません。むしろ、考える力がある人ほど、頭であれこれシミュレーションしすぎて、一歩目が出なくなってしまいがち。大切なのは「考えてから動く」のではなく、「動きながら腑に落としていく」。キャリアも人生も、この順番で進む方が断然うまくいきます。
振り返れば、私自身もそうでした。キャリア支援をスタートした時、コミュニティを立ち上げた時、そのどれも「準備万端」だったわけではありません。ただ「このまま立ち止まり続ける違和感」の方が大きく、動きながら整えていっただけでした。
もし“タイミング”があるとすれば、それは誰かに与えられるものではなく、「もう、このままではいたくない」という内側のサインなのかもしれません。キャリアとは人生そのもの。だからこそ整えてから始めるのではなく、動きながら少しずつ整えていくものなのです。揺らぎながらも前を向き進む、その勇気を持って一緒に進んでいきましょう!