コラム バンコクとあやさんと私 第97回 あやさんの思いと雇用者の思い

バンコクとあやさんと私

第97回 あやさんの思いと雇用者の思い

バンコクとあやさんと私 あやさんを雇っている皆さん、どのような形態で雇っていますか? 週3 回半日、毎日半日、フルタイム、住み込み…。 最近の日本人駐在家庭は、十数年前に比べ会社の待遇が変わってきています。「あやさんを雇いたいけれど、支払う給料を安くして家計を節約したい」と思っている方も多いのではないでしょうか。そうであれば、あやさん達も 「給料に見合った仕事内容にして欲しい」と思っています。

 

給料に見合った仕事とはどのような内容でしょうか? あやさんからよく聞く言葉は、週に2、3 日だけの家は、掃除や洗濯など、家事を溜め込んでいるから作業が多く、忙しい。ということです。

 

バンコクとあやさんと私 掃除は基本的に毎日しなければすぐ埃が溜まります。奥さんは、簡単でいいわよ、と言っても、あやさん側は、掃除がきっちり出来てないと達成感が感じられないのです。つまり、短時間でも掃除だけはしっかりやりたいのです。その時間を配慮し、他の作業を減らしてあげると親切かもしれません(お給料や労働時間にもよります)。

 

あやさんの思いと雇用者の思いが、あまりにも違うと長続きしません。あやさんの力量、得手不得手を見て、家事を分担してください。仕事内容について、あやさんとしっかり話し合ってから雇用体制を決めましょう。結果、あなたの希望内容は、フルタイムや住み込みでなければ無理でしょ! という無謀なリクエストかもしれませんよ。

チンチョ・プロフィール

在タイ20年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。

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