コラム バンコクとあやさんと私 第94回 最近のバンコク

バンコクとあやさんと私

第94回 最近のバンコク

バンコクとあやさんと私 筆者は2001年に来タイし、長年バンコクに住んでいますが、最近、ふと思うことがあります。時代の変化に伴い、私自身も最近の事情に慣れてきて、タイ人との接し方やあやさんの生活を思いやることが少なくなったな、と感じるのです。

 

 来タイして間もない頃、バンコクに住む日本人駐在員家庭の殆どがあやさんを雇っていました。これは、楽をしようとか贅沢をしようという事ではなく、タイ人と接する機会を大切にし、タイ人を雇用することでタイに貢献したい、という気持ちが大きかったからです。会社からあやさんを雇用するように言われている方もいました。もちろん中には、周りのみんながあやさんを使っているから自分も、という方も居たかもしれませんが、当時は、外国人駐在員やタイの富裕層の間で、あやさん (メバーン) を雇用することはごく当たり前のことだったのです。

 

 雇用形式は様々で、住み込みもあればパートタイムもあったり、と今と同じですが、あやさんとのコミュニケーションは昔の方が密で、お金に困っていたら援助してあげたり、必要のない残業をさせることで収入を増やす工夫をしてあげたり…。

バンコクとあやさんと私

 当時の友人が、あやさんが家族の事情でイサーンに帰らなければならなくなった時、仕事に困るだろうと心配し、週末だけ交通費をあげてバンコクに出稼ぎに来させていたことを思い出します。不用品はあやさんにあげるのが当然のような時代で、リサイクルショップも大してなかったと思います。

 

 最近のバンコクは本当に便利で快適になり、日本より住みやすいと感じる人も増えているようですね。場所によっては、まるで日本にいるかのような錯覚を覚えることすらあります。勿論、良い意味での変化なのですが、ここは海外だということを忘れないように、日本の常識を外国で当てはめないように、と気をつけたいですね。

チンチョ・プロフィール

在タイ20年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。

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