特集記事
魅惑のスリランカ Part.2
ホテル&ショッピング案内編
魅惑のスリランカ Part.2
ホテル&ショッピング案内編
マルコ・ポーロも愛したという魅惑の国、スリランカ。安全で美しい自然に恵まれた観光国から、美しいホテルとお土産情報をご案内します。
魅惑スポット
鬼才ジェフリー・バワデザイン
「HERITANCE KANDALAMA」
今回スリランカを取材先に選んだ理由のひとつがこちら、ホテル「ヘリタンス・カンダラマ」。スリランカ出身の建築家ジェフリー・バワが1994年に手掛けたこちらのホテルは、時の経過と共に建物が緑に埋もれてゆくように設計されています。場所は黄金寺院のあるダンブッラ。ジャングルとカンダラマ湖を見渡す高台に位置し、何と、建物の全長は端から端まで968mという長さ。ランドスケープ、インテリアともに見どころ満載で、ホテル自体が観光名所のような存在です。
PO Box 11, Dambulla, SriLanka
Tel:+94 66 5555 000
ジェフリー・バワは、1919年、コロンボの裕福な家庭に生まれたヨーロッパ系スリランカ人。弁護士として活躍していた彼が建築家に転向したのは38歳の時。スリランカのビーチリゾートを中心にデザインを手掛け、それまでの常識をくつがえすような斬新なデザインに、世界中の建築家たちが注目しました。バワの建築は、スリランカの自然、美しい空気、澄んだ水、動物たちとの融合。そして歴史的建造物へのリスペクトが随所に見られ、インテリアにもこだわりがあります。スリランカを訪れたらぜひジェフリー・バワの世界に触れてみて。
1.カフェとしても使えるロビーエリア。ホテルに着くと、まずここでウェルカムドリンクがサーブされます
2.ホテルから見える風景。時々ゾウなど動物の姿が見えることも。遠くに見えるのはカンダラマ湖。バワはこの風景にもこだわったそう
3.いずれ緑の埋もれてゆくように...。そのコンセプト通り、鬱蒼とした緑に覆われています
4.湖を臨むインフィニティプール。遮る建物もなく、ただひたすら大自然だけが広がっています。ここで泳いでいると、あらゆる悩みがちっぽけなものに思えてくるから不思議
5.ライトアップされたエントランス。「ヘリタンス・カンダラマ」は最近、日本のメディアにもよく登場しており、日本人観光客が増えています
6.天然の岩をそのままデザインに生かすアイディアは、シーギリヤ遺跡や黄金寺院からインスパイアされたもの
ゲストルーム
「古さ」がヴィンテージ感を醸し出し、むしろ高級な雰囲気に。ジェフリー・バワのインテリアは、勝手に変えたり、手を加えたりしてはいけない決まりになっていることが多いそう。それゆえ、短いスパンではなく、10年後、20年後を想定してデザインされていると考えると、やはり彼はかなりセンスが良いデザイナーだと言えます。ファシリティなどはコンスタントにメンテナンスを施している為、劣化している感はありません。
1.居心地の良い寝室
2.バスルームにはジャグジーバス。風景を眺めながらのバスタイムも素敵。
3.リビングの椅子が可愛い
4.ベランダには猿の姿。窓にロックを掛けておかないと勝手に侵入してくるハプニングも!
レストラン
メインダイニング「Kanchana Restaurant」の朝食ビュッフェには、新鮮な野菜や果物とスリランカ料理、種類豊富なデニッシュに、その場で作りたてをサーブしてくれる卵料理やパンケーキのクッキングステーションが並びます。室内型レストランですが、全面ガラス張りとなっており、外の風景を満喫する事ができます。朝日を浴びながら自然に囲まれて頂く朝食は格別。また、ディナータイムにも日替わりビュッフェを開催。ホテルの周囲には飲食施設が無いので、ホテル内で食事を取るゲストが多いそう。24時間サービスのイン・ルーム・ダイニングも利用することができ、メニューの数は少ないものの、クオリティが高くおすすめ。
スパ
建物の一番端、ホテル内で最も静かな雰囲気に包まれたその場所に、「シックス・センシズ・スパ」があります。シグネチャーメニューは5ッのマッサージ方法を組み合わせた「カンダラママッサージ」や、フェイシャルとボディトリートメントがパッケージになった「カンダラマコンボ」など。併設ショップにはスリランカならではのスパプロダクツや雑貨などが売られているので、忘れずにチェックして下さいね。
スリランカ・キャンディのおすすめホテル
EARLS Regency
Tennekumbura,Kandy
+94-81-2422-122
観光資源に恵まれたキャンディ。ホテルに滞在しながらじっくり見て回りましょう。こちらは朝晩涼しく過ごしやすい高原地にある高級ホテル、アールズ・リージェンシー。巨大な天然の岩をデザインに取り込んだ景観が特徴的なホテルです。ゲストルームからは、手入れの行き届いたガーデンとラグーンプール、目の前に山々、眼下にマハウェリ川、と素晴らしいパノラマビューが広がり、「異国に来た」ことを改めて感じることができます。チェックインは英国コロニアル調インテリアを意識したロビーで。ホスピタリティの高いホテルマンたちがゲストを笑顔で出迎えてくれます。
1.ゲストルームから本館を見たところ。別館は渡り廊下で繋がっています。新たな建物をさらに増築中
2.コロニアル調のクラシカルなロビーフロア。優雅な空気が漂っています
3.キャンディの素晴らしい景色を眺めながら寛ぐことのできるフリースペース
4.手入れの行き届いたガーデンは、朝の散歩コースにぴったり。一角にはホテルのイタリアンレストランや、キッズスペースもあります
5.ロビーの様子。素敵なガーデンとともに、勢い良く水が流れ落ちる滝も見ることができます
ゲストルーム
客室は全部で100部屋余り。そのほとんどがデラックスルームとなっており、広さはベランダを含めて46.6m2。バスタブ付きのバスルームに十分な広さの寝室、キングサイズのベッド、ベランダからのナイスビュー、と快適に滞在することができます。朝食ビュッフェはホテルのメインダイニング「Far Pavillions」で。スリランカ料理の他、カレーパンを始めとする総菜パンやペストリー類などが沢山並びます。伝統楽器の生演奏が行われていることも。
部屋カテゴリーのこと
観光地のホテルということもあり、団体客を考慮して100室のうち約7割がデラックスルームですが、ゆっくりホテルステイを楽しみたい方にはぜひスイートルームがおすすめ。ゴージャスなインテリアとより快適なファシリティ(DVDシステムやジャグジーバスが付く)がゲストを迎えます。
スリランカ・コロンボのおすすめホテル
Hilton Colombo
2 Sir Chittampalam A Gardiner Mw, Colombo2, 02, SriLanka
TEL:94-11-249-2492
スリランカ最大の都市コロンボは、カトゥナーヤガ国際空港から車で20分程度のところに位置し、美しいインド洋を臨むビーチ沿いには数多くのリゾートホテルが建ち並んでいます。ヒルトンホテルは言うまでもなく、ホテル業界を牽引する世界最大級のホテルグループ。こちらコロンボのヒルトンは400室ほどの部屋数を持つ大型ホテルで、中にはギフト12ショップや飲食施設が沢山あり、日本食レストランも入っています。場所は旧国会議事堂のすぐ隣。鉄道の駅やビーチにも近く、少し歩けばローカル市場に行くこともできます。ステイしながら周辺を散歩する感覚でコロンボ観光ができてしまう、便利な立地です。
1.ゴージャスな雰囲気のロビー。ラウンジバーやレストランは宿泊客だけでなく、外国人在住者や地元の人々にも利用されており、常に賑やか
2.大きな窓からコロンボの街を一望できるゲストルーム。ヒルトンのベッドは寝心地が良く熟睡できます
3.ディナーは「Curry Leaf restaurant」でスリランカ料理とシーフードのビュッフェがおすすめ。新鮮な海老や魚をその場で選んで調理してもらえます
4.広々とした空中庭園の中には、プールやイタリアンレストランがあります。また、中華料理の「Emperor’sWok」は地元でも人気のレストラン
5.朝食は「SPICES」で。和洋中からスリランカ料理まで世界中の料理がビュッフェラインに並んでおり、素敵な中庭の風景を眺めながら楽しむ事ができます
6.スリランカ料理コーナー。チキンや豆のカレーを始め、サンボルやココナッツクレープ、コロッケのような揚げ物など珍しい料理がいろいろ
7.この日のスリランカ料理。朝はカレーやサンボル(野菜やココナツなどの和え物)と共に米粉の麺(インディ・アーッパ)を食べるのが定番
ホテル周辺でショッピングを楽しもう!
コロンボにはお土産スポットが沢山あます。日本の陶器メーカー “ノリタケ” の食器を格安で購入する事のできるショップ (www.noritake.lk) や、人気のショッピングモール “オデール” (www.odel.lk) など、ぜひ立ち寄ってみて下さい。
魅惑のスリランカみやげ
紅茶、宝石、ハーブ、シルク。特産物が豊富なスリランカはショッピングも楽しい!
雑貨も面白いものが色々手に入ります。
※1Rs=0.24バーツ(2012年8月現在)
Rs: スリランカ ルピー
1.紅茶の産地で新鮮な茶葉を購入するのもスリランカ旅行の醍醐味。赤い袋はミルクティーにおすすめのオレンジ・ペコ200g250Rs、黄色は最高級品のゴールデンチップ50g 1600Rs(GERAGAMA ESTATE)
2.街のお土産屋さんやスーパーマーケットで手に入る色んな種類の紅茶を詰め合わせたセット。十分美味しい5個入り550Rs
3.ミルクで煎れるスパイスティーセット。付属のバニラエッセンスが決め手。1200Rs (Spice Garden)
4.仏像もスリランカでよく見掛けるお土産。値段は交渉次第ですが、空港で買うと高くなります。
5.水晶など天然石も豊富。天然石アクセサリーの浄化用にいかが?2つで1200Rsぐらい(黄金寺院付近)
6.スリランカじゅうで見掛けるお土産のひとつ。繊細な柄が素敵なハンドクラフト。サイズによって200Rs~1000Rsぐらい(ゾウの孤児院付近)
7.アーユルヴェーダグッズより、抜け毛、白髪、枝毛などを予防し、トータルで髪の毛の健康を蘇らせるヘアオイル2850Rs (Spice Garden)
8.野生の蜂蜜とガルシニアの錠剤をセットにした痩身薬。スリムカプセルセット4200Rs (Spice Garden)
9.魚用と肉用があるスリランカ・カレー粉340Rs (Spice Garden)
10.歯肉炎、口内炎、虫歯などに効果的な歯磨き粉1500Rs (Spice Garden)
11.タイのカノム・チーンに似た米粉の麺、インディーアーッパ。カレーなどと一緒に食べます。価格不明(現地スーパーマーケット)
12.シルクコットンのストール5000Rsぐらい (New Silk Gardens)
13.シルク100%のロングスカーフ2000Rsぐらい (New Silk Gardens)
Published · Updated
by WOM 編集部
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バックナンバー情報..
2012年09月号
VOL.55 魅惑のスリランカ
紅茶の産地で有名な南アジアの島国といえば、そうスリランカ。長きに渡った内戦が終わり、スリランカは今、安全で美しいし自然に囲まれた観光国として注目されています。北海道より少し小さいぐらいの国土面積、その中に世界遺産が8つも!NO.55(2012年9月号)では、その昔、マルコ・ポーロも愛したという魅惑の国、スリランカへの旅をお届けしています。