夏休みの予定は決まりましたか？タイ国内旅行の人気スポットといえばプーケット、チェンマイ、クラビ、そしてサムイ島。そう、サムイに行くなら今がシーズン！透き通る海でスノーケリングにカヤックにダイビング...。サムイはこの数年でインターナショナルブランドの高級リゾートホテルが増えています。中でも今回は海と山を見渡す絶景ビュー、かつ「全室プールヴィラ」を条件におすすめホテルをご紹介します。

サムイ国際空港から車で15分、サムイ島で最も賑わうチャウエンエリアから少し南下したところにあるヴァナベッレ。透明度の高い美しい海が遠浅に続く理想的なビーチの目の前に位置します。ラグジュアリーコレクションは、セントレジスやシェラトンなどを運営するスターウッド系列の最高級ブランド。中でもヴァナベッレはコンセプトが非常にユニークな事で注目されています。まず最もこだわっているのが"風水"。世界的に有名な風水師がデザイン段階から加わり、まるでリゾート自体がパワースポット！さらにタイに古くから伝わる「HIMMAPAN」という神話に基づき、リゾート全体を"魔法の森"にイメージしています。いたる所に現れるラッキーキャラクターの"チャンワリー"(半魚象)と共に、マジカルリゾートに滞在してみませんか？

ヴァナベッレのゲストルームは全てプール付きヴィラとなっており、５つのカテゴリーに分かれています。最も部屋数が多いのが「クラシックプールスイート」で、広さは86平米。キングサイズのベッドに大きな楕円のバスタブ、バスアメニティも充実しています。また、クッションやバスローブの柄がリゾートのコンセプト「ヒマパン」の物語からインスパイアされているのが面白い！ 様々なところにそのエッセンスが散りばめられているので、気がつく度に楽しい気分に。

ヒマパンの森に住む不思議な力を持つ孔雀の羽が壁に掲げられ、バスローブも孔雀柄に。ウエルカムフルーツと共にサーブされるチャンワリー(半魚象)のチョコレートや、毎晩内容の変わるハンドメイドソープ(写真はマンゴーソープ)が嬉しい。また、ヒマパンストーリー(マジックフォレスト)の登場人物の話が日替わりで配られます

タイのビーチは一般的に乾季（11月〜２月）がハイシーズンとなっていますが、サムイ島は３月〜10月ぐらいまでがハイシーズン！特に６月〜８月の海は波が穏やかで透明度も高く、場所にもよりますが、驚くほど綺麗なビーチに遭遇する事もあります。ここバナベッレのビーチも、空港や繁華街に近いにも関わらず、海は息を飲むほど綺麗！遠浅で安全性が高く、小さなお子さんも一緒に楽しむことができます。

海で泳ぎ疲れたらビーチに面したパブリックプールで一休み。白い天蓋付きのデッキチェアが、非日常のリゾート気分を盛り上げます。こちらにはキッズプールが併設されていますが、少し離れた場所に大人だけの岩風呂ならぬ岩プールがあるのでお見逃しなく。

タイの神話に登場する４人の女神(マノーラ、ロジャーナ、マッタナ、ブッサダ)の名前がついたトリートメントルームで、大地の恵みと自然の力を利用したスパトリートメントを提供しているヴァナスパ。真っ白なインテリアがエレガントで素敵。優雅で贅沢なひとときを過ごすことができます。

ヴァナベッレにはタイ料理の「KIREE」と、イタリアンの「Panali」という２軒のレストランがあります。今回ご紹介する「KIREE」は、シノワテイストが散りばめられたお洒落なレストラン。朝はインターナショナルビュッフェを実施しており、夜はサムイの地元料理を取り入れたタイレストランになります。テラス席で夕暮れの海の風景に癒され、夜は星空の下で食事。アイランドリゾートならではのゆったりした食事の時間を楽しむことが出来ます。

大きな海老を使ったパネンカレーやリアン菜と卵を炒めた料理など、タイ南部の料理に加え、サムイの伝統料理などもメニューに並びます。デザートがいかにもタイではなく、西洋風アレンジなのが嬉しい

朝食はメニューからメイン料理を選び、サラダ、フルーツ、パン、デザートなどはビュッフェ形式。ビュッフェラインのレイアウトがナチュラルで可愛らしいのが印象的。朝からオイスターとスパークリングワインが並ぶあたりは、さすが高級リゾート

骨董シノワズリな雰囲気のインテリアが、時間の流れをゆったりと感じさせてくれます。大理石とナチュラルウッドの組み合わせがリゾートらしい