特集記事 Gourmet バンコク・グルメ情報 [閉店] Roi Bistro – その2

Gourmet バンコク・グルメ情報

[閉店] Roi Bistro - その2

ロイビストロ Roi Bistro

Roi Bistro

イタリアンベースの素敵で美味しいビストロ、Roi Bistro をご紹介!

[閉店しました]

 6月末にK Villageにオープンしたばかりの Roi Bistro。前身はタイのセレブからも人気のあったLEN ZENというボートヌードルのお店です。

ビストロになっても相変わらず人気のお店。シェフにより何一つ手を抜くことなく丁寧に用意されたメニューは、イタリアン、フレンチ、タイ料理と幅広いものでありながら、一貫して、素材にこだわり、体に優しい、それでいて本格的な一皿を提供しています。

Roi Bistro

Roi Bistro の背景

K Villageの同じ場所にあったLEN ZEN Boad Noodle のお店が満を辞して!? リニューアルオープン (LEN ZENのお店はセントラルラマ9にもあります)。

元々、タイのハイソにも人気のあったLEN ZEN。LEN ZEN Boad Noodle はその名の通り、麺料理がメインのお店ですが、通うお客さんから他にもヘルシーなものを色々食べたい、ゆっくり楽しむ食事をしたい、というリクエストがありました。それだけ美味しいということですよね。よく来店してくださる大事なお客様のリクエストに応えたいと手がけたのが、こちらの Roi Bistro。熱心なファンがいる、それがわかるのがオープニングパーティーでした。タイの芸能人やセレブリティの出席者がとてもに多かったと言います。それが、単なるご招待客というわけではなく、以前からお店のファンだと言うのが、実力を表す一つの証拠ですね。

 

LEN ZENの頃からはもちろん、Roi Bistro になってからも、セレブのファンが多いとはいえ、決して敷居の高い超高級店ではありません。モールの中にあることからわかる通り、カジュアルダイニングです。でも、ちょっとだけおしゃれをして、皆で行きたいお店です。

 

それはシェフのコンセプトにも現れています。

 

若い人たちだけでなく、子供からお年寄りまで、友人同士でもファミリーでも来て食事を楽しんで欲しい。どうせなら、体に良いものを楽しんで欲しい。

 

そんなシェフの想いから在るのが Roi Bistroです。

 

Roi ところで、お店の名前「Roi Bistro」ですが、簡単に言うと「Roiさんのビストロ」ですよね。「Roi Bistro」はフランス語から来ているとのこと。オーナーの一人がTVドラマの監督でもあり、その方のニックネームが Roi です。フランス語の Roi には「王様」と言う意味があり、お店のロゴにも「王冠」があしらわれています。

 

ロゴカラーの王冠の金とブルーを使ったお店の内装もシックで落ち着いていて素敵。とても居心地の良い空間です。ロゴカラーのブルーを基調としている内装も食器も「ビストロ」の通り洗練されていておしゃれ、でも「硬い」印象はありません。

コンセプトのこと

 今回、形態を「ビストロ」としてイタリアンベースのフュージョンを提供するお店になり、そしてヘルシーなものを色々食べたい、というお客さんのリクエストに応えています。

 

 メニューは、種類豊富で本当に様々な人に合わせられるラインナップです。

 ファミリーで、小さなお子さんから、おじいちゃま、おばあちゃままで一緒に来ても、あるいは、例えば多国籍の友人同士のグループで来ても、それぞれ人の好みに合わせられる。

 男性・女性・子供・シニア、すべての人が食べたいものがあることを目指す。

 そこここに「カスタマー・ファースト」のこだわりが垣間見えます。

 

 ヘルシーなものを提供すると言うコンセプトに基づいて、その質についてもとても重視しています。そのこだわりは、MSG(グルタミン酸ナトリウム: うま味調味料・化学調味料)を始めとする添加物を使わず全て店内で手作りするのはもちろん、素材もフレッシュなものを求めて、特殊なものでない限り全て国内生産、ローカルのものを使うとことにも表れています。

 さらに可能な限りオーガニックのものを使う様にしていて、ロイヤルプロジェクトの生産品も積極的に取り入れています。

 また、ヘルシーな料理との考え方から、提供している料理は、全体的に重くないものを意識して用意されています。Heavyではなく、Digestive:消化に良いものを心がけているとのこと。そのために、市販のプロセスフード:工場生産された加工食品類は一切使わず、すべて店内で素材から作っています。

料理からデザートもすべて店内で作っているのです。

 

 ヘルシーで美味しく、消化に良いもの、胃に重すぎないもの。そんな料理で、お客さんに無理なく色々楽しんで欲しいとの気持ちの表れです。

シェフのこだわりのこと

 Roi Bistroではイタリアンベースの「フュージョン」を提供していますが、この「フュージョン」にもシェフのこだわりが現れています。

 一般的にフュージョン料理というと、料理の手法も材料・素材も含め、いろいろなものを取り混ぜて行くものが多いのだそうです。これをシェフはフュージョン料理ではなく、フュージョンフードと呼んでいます。
片や、シェフNateは、調理法はそれぞれの元の料理に忠実に、ローカルの素材を使ったり素材・材料の組み合わせにアレンジを加えたものをフュージョン料理と定義しています。もちろんフュージョンフードが悪い訳では全くなく、Roi Bistroのこだわりはフュージョン料理であるということなのです。

 

 シェフNateは、調理法はそれぞれの文化に根付いたものであって、調理法を混ぜるものではないと考えています。なので、フレンチならフレンチのスタイルでの調理法を求めるのです。

 それぞれの正統派の調理法で、ただしローカルの素材を使う、ローカルの素材を使った本格的な料理。

 フュージョンフードではなく、そういった意味でのフュージョン料理を提供する様に心がけているのです。

 

 土地・文化に根付いた料理はその地の気候にも合っているものであり、必ずしもそのまま他の土地にも合うとは限らない。

 例えばフレンチだとバターをどっさり使っています。フランスの土地や気候には合っているのですが、他の地域、特にフランスよりも暖かいところでは重すぎてしまうため、代わりに地のオリーブオイルを活用するということもあります。

フランス料理のこと

 Roi Bistroではフレンチのメニューも多いです。

 本来フランス料理は、Fine Diningで、見た目も重要なものとシェフは考えています。

 フランス料理でも楽しくカジュアルで「アクセシブル:ハードルが低く、接しやすいもの」にしたい。

 フランス料理はどうしても、コース料理で、ドレスアップして行く特別なものになってしまいがちですが、それを一品でもカジュアルに楽しめるものにしたい。色々な人に楽しんでもらいたいので、フランス料理もカジュアルなラインにしているのです。

 カジュアルなフランス料理。それでも料理する際には本格的な手法を厳密にフォローしていて手を抜くことはありません。本格的なフランス料理の一皿と、別の料理の一皿とを一緒にカジュアルに楽しめる。そんなカジュアルさを心がけています。

 

 そんな心配りの利いた各種料理に合わせて、タイ国内と海外の各地のビールも豊富に取り揃えています。また、ワインも赤白それぞれ厳選したものを4種類ずつ揃えています。

 アルコールをたくさん飲んで欲しいというのではありませんが、食事と一緒に楽しんで欲しい、との考えから、タイと、このRoi Bistroの料理に合ったラインナップとなっています。

 

 ここRoi Bistroで提供されているお料理の質と量を考えると、決して高過ぎず、むしろリーズナブルと言っていいのではと思える価格帯に設定されています。無理のない予算で、洗練された空間で美味しくヘルシーで美しい食事を楽しむことができる貴重な一店です。

 先にも書いた通り、それぞれの料理のボリューム感はありつつも、変に満腹になり過ぎることなく、食事と飲み物を楽しめるお店です。

Roi Bistro

さて、簡単にシェフをご紹介

 シェフ ネート(Chef Nateampai Sarakosass)は、元々はコンピュータアニメーションを勉強するため、シカゴのコロンビア大学に留学していたという経歴の持ち主。

 留学時代に、生活費の足しにと、いくつかのレストランでアルバイトをしたのが、シェフになるきっかけなのだそうです。シカゴのいくつかの有名店で料理を学びながら仕事をし大学を卒業した後、料理に興味を持っていたため、改めてシカゴのルコルドンブルーで料理(フレンチ・パティスリー)を学びました。

 

 タイに戻ってからも、タイの有名店(Triplets Brasserie Bangkokなど)で経験を積んでいきます。

 そして、タイ版料理の鉄人、アイアンシェフタイランドのジャッジをしたこともあったり(最近もゲスト審査員をしたりしていますよ)、ロイヤルプロジェクトのプロモーションの仕事に携わったりと、「料理」というキーワードは一貫していても、色々なカテゴリの中で幅広く活躍しています。

 ロイヤルプロジェクトでは、対象の農場で、農家の方に料理を教えたりします。農家の方が、自分たちが生産しているものがどうなるか実感し、より愛着を持って生産してもらうために、自分たちの生産品を使った料理を教えているのです。

 またクッキングスタジオもあり、ずっと定期クラスでも教えていたのですが、忙しくなってしまった今はプライベートクラスのみを行っているとのこと。
シェフは、料理を作るのも料理を教えるのも楽しくて仕方がない様子です。

 

 シェフに、お店で出している一番のお気に入りを聞いてみました。

 シェフは食べるのも好きで、これだと決めるのは難しいとは言っていましたが、敢えて選ぶなら今は、Pla Tod。

 その理由は、「さっと食べられるスナック的なものが好きだから」。忙しいシェフらしい答えです。

 

 ここRoi Bistroで提供されているお料理の質と量を考えると、決して高過ぎず、むしろリーズナブルと言っていいのではと思える価格帯に設定されています。無理のない予算で、洗練された空間で美味しくヘルシーで美しい食事を楽しむことができる貴重な一店です。先にも書いた通り、それぞれの料理のボリューム感はありつつも、変に満腹すぎることなく、食事と飲み物を楽しめるお店です。

ここからは料理のほんの一部をご紹介

Shrimp Mousse Pasta 340バーツ++

エビのムースのパスタ

Roi Bistro

まずきちんとムースを用意して、パスタに仕上げるフレンチの調理法で用意されたものです。

エビのムースのソースがとても濃厚で、エビの味がしっかり出ています。エビミソ使っているのかな? と大事なポイントを聞き逃してしまいました。

下拵えをうまくしないと出てしまうシーフード特有の臭みは全くなく、エビの良い香りがすごく強く感じます。エビも大きく、エビ自体の味もしっかりしていて美味しい!

和食で使う様な、いわゆる半ナマに近い状態からのぷりぷりではないけど、火は通っていても火が通り過ぎていない程良い食感に仕上がっています。ムースが濃厚なエビの香りなので、生や半ナマのエビだと負けてしまいそうなくらいです。

エビの香りも味もしっかりしているのですが、全体としてまとまると本当に程良い加減で、強過ぎる(きつい)味にはなっていないので、無理なく食べられるパスタです。

個人的には、あまり味の濃過ぎるものは途中で飽きてしまう質なのですが飽きることなく頂いてしまいました。

Mushroom Pork 350バーツ++(アラカルト)

ポークテンダーロイン

Roi Bistroポークテンダーロインの一皿は、フランス料理の手法を使って、二日がかりで仕込んだデミグラスソースを使った一品。付け合わせはマッシュポテトとほうれん草炒めですが、こちらも自然の風味がとても美味しいです。さすが、シェフ一押しのメニューですね。

ポークも柔らかく仕上がっていますが、柔らか過ぎることなく、程よい食感があり、食べやすい感じです。

肉自体にも味をつけていますが、濃過ぎることなく、ソースとのバランスもばっちりで、お手軽フレンチにありがちなしつこい感じが一切ないのはさすがです。

本格フレンチのメニューで満足感もボリュームもあるのに、味や食感が強過ぎない、本当に美味しく頂けてしまう一皿です。

ソテーして盛り合わせているキノコも、添えてあるムースのキノコも美味しくできています。うっかりすると出てしまうキノコの臭みがなく、でもちゃんとキノコの美味しさ、味がある状態。この秘訣を知りたい!

ムースは細かく切ったキノコを使っています。

マッシュポテトもぱっと見はアメリカ料理のボリューム感がありそうなくらいですが、とても軽い口当たりなのは、バターをあまり使わないからかもしれません。シェフの言う重くないと言うのがここにも表れています。

一皿として食べてみると、見た目ほどにはヘビーではないが、かと言ってボリュームが足りなくて拍子抜けという感じでは一切ありません。程よい満足感があるのに胃に辛(つら)くない、うまく表現できないのですが、「自分はこんなに美味しくさらっと食べれちゃうの?」と思えてしまう感があります。

Papaya Pad Thai 170バーツ++

パパイヤ パッタイ

Roi Bistro普通の米麺(センレック)の代わりにパパイヤを使ったパッタイです。これは普通のダイエットの人にも糖質制限ダイエットの人にも最適ですね。そして、タイ料理パッタイとしても甘い辛い酸っぱい(sweet, sour, salty)のバランスがとても良い様に感じます。味付けはそれなりにしっかりと付いていますが、胃に堪えるような強い味ではなくこれも食べやすい秘訣の一つかと思います。

米麺を使わないので、胃にずしっと来る様なもったり感がありません。

パパイヤを使っていることからも、特に女性向けに良いメニューと言います。

印象は、パッタイ風味のサラダといってもいいくらいの食べやすさ。

一般的によくある甘みの強い(個人的にはちょっと甘過ぎる)スイートチリ味のパッタイよりも味のバランスが良いのはパパイヤを使っているせいもあるからでしょうか? よく街で出会う「普通」のパッタイは甘過ぎてちょっとね、という人にも、順当なタイ料理のパッタイとして試してみてと言える一品です。

Yum Apple Koong Sod 220バーツ++

りんごとエビのサラダ

Roi Bistroりんごとエビのソムタム風のサラダです。非常に爽やかなサラダですね。

ソムタムの味付けでも、日本人にとっても程よいスパイシーさで、タイ料理としては辛くない方だと思います。

それでも、辛いもの大好き、ヤムは辛くないとダメ、というタイ人も美味しいと言って、かなり気に入った様子で食べていました。

りんごらしい甘みと軽めの味が相まって、とても美味しいし味のバランスも食べやすいものです。

タイでは珍しいくるみも使っていますが、くるみは脳にもとても良いとのことですから、ぜひ食べてみませんか?

Barley Salad With Grilled Shrimp 290バーツ++

麦とエビのサラダ

Roi Bistro出てきた途端に「可愛い!」と声が聞こえてきそうな、綺麗なピンクの一皿です。

見ての通り、ビートルートを形どった盛り付けがフォトジェニックですよね。この綺麗なピンクももちろんビートルートの自然な色です。

タイでも珍しく、麦の実を丸ごと(Berley Pearl)の状態で使ったサラダです。丸ごとの麦の実は、ミネラルを始め栄養価も高く、ヘルシーな一品です。麦でも実のまま使っているので、GI値も低く、これもダイエットを意識する人にはお勧めですよ。

麦を実の状態で食べたことがありますか? ムチムチっとしていて、なんだかとてもいい食感です。

ピンクの部分は、ビートルートを使ったビネグレットソースですが、ビートルートの自然な甘みを使った甘酸っぱくて美味しいソースになっています。ソースだけ味見すると、酸っぱいもの苦手な人には大丈夫かな? と思うくらい、酸っぱいもの好きには絶好と言えるような酸味かなと思いましたが、麦の実と合わせて食べるとちょうど良い感じです。「甘い」や「酸っぱい」などが突出することなく良いバランスな感じにといった印象になります。

そしてこの大ぶりの、グリルしたエビとビネグレットも意外な程いい相性です。そうは言っても、酸っぱいものが「超』苦手な人にはオススメできないかもしれません。

 

麦の実といえば、他にもキヌアや大麦といった雑穀や種子を使ったヘルシーを意識したメニューも、Roi Bistroには揃っています。

Apple Lemonade 90バーツ++

アップルレモネード

レモネードにはアップルシロップを少し使っていますが、甘さが控えめになっていて、シロップが別に付いて来るくらいに抑えてあります。

シロップを入れ過ぎなければ、あまり「ジュース」のようにはならないので、食事の邪魔をするということがありません。

甘さの強い飲み物が多いタイではそれも嬉しいポイントです。

そしてここにも、「食事」を楽しんで欲しいと言うシェフの気持ちが現れていますね。

Roi Bistro...

大事な日に大事な人との食事に。

それだけでなく、次の、『ちょっとした日』のお食事。有力候補ができました。

※上記は2017年7月の情報に基づくものです。の記載のメニュー・価格などの情報は、現在までに予告なく変更になっている場合があります。

[閉店] Roi Bistro – その2

by WOM 編集部

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