コラム ワールド通信 ワクワクの連続、料理の世界

日本

私が料理の道に足を踏み入れたのは21歳の時でした。その頃はただがむしゃらに、おいしいものが作れるかっこいい女の人になりたいという目標に向かって突き進む日々。何でも見るたびにワクワクして楽しくて毎日クタクタでした。
修行を続け、そこそこ何でも作れるようになり食材や料理の知識もそれなりに身について、いわゆる中堅ポジションになった26歳の時にタイ料理を軸として提 供している飲食店に勤務。そこでまた新しい世界と出会ってしまったのです。タイ料理。今までの料理の常識を覆す技法や調味料やハーブの数々にすっかり魅せ られてしまった私。すべてにワクワクしてもっと知りたい、触れたい、という感情が湧いてくる。これぞ恋ですね。
そこからは一途にタイ料理に恋し続け、今では僭越ながらタイ料理研究家という肩書きで活動をさせていただいております。タイ料理イベントへの出演やタイ料 理教室の主催、雑誌でもタイ料理を作らせていただいたりタイのポータルサイトのラジオに出させていただいたりとワクワクするお仕事に囲まれて幸せな日々で す。
次はどんなことが起こるんだろうとワクワクする気持ちはとても大切で、自分の未来に憧れを持てることは全てにおいて原動力になるんだと思います。21歳の 私が思い描いたかっこいい女の人になれているかはわかりませんが、タイとタイ料理に出会って私の人生は濃く、楽しいものになりました。まだ未知の部分が多 すぎてびっくりすることだらけですが、 もっともっとディープにタイと関わっていけたらなと思います。
2013年の夏には、バンコクで飲食店の立ち上げのお仕事に関わらせていただき、新たな世界が見えてきました。バンコクに身を置いてこのお店の成長を見守 りつつ、新しいことにもチャレンジしていきたいと思っています。日本の料理とタイの料理、それぞれの良さを双方に伝えていったり融合したり。私に何ができ るかどんなことと出会えるか、今からとても楽しみです。

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