コラム バンコクとあやさんと私 第176回 タイと日本

バンコクとあやさんと私

第176回 タイと日本

暑さが増してきた日本ですが、タイは雨季の真っただ中でしょうか。街が冠水するほどの雨も、今となっては懐かしく感じる今日この頃です。

私事ですが、日本に帰国して3カ月が過ぎました。よく周囲の方からは「長くタイに住んで、あやさんを雇っていたなら、日本で家事をすべて自分でこなすのは大変でしょう?」と声をかけられます。人それぞれだと思いますが、私はタイでの暮らしを楽しむため、家事はあやさんに手伝ってもらうと決めていました。そうすることで息子との時間を大切にでき、子育てに向き合うこともできました。反抗期の時は、第三者としてあやさんがいてくれたことで、私の気持ちを代弁してくれたり、精神的に助けられることも多々ありました。

日本では母とも一緒なので、家事をすべて一人で担っているわけではありませんが、母との時間も新鮮で、人生は本当に何が起こるかわからないと実感しています。

息子も日本の暮らしを満喫し、マイペースに羽を伸ばしています。日本とタイ、それぞれの良さを感じながら、息子の成長を間近で見守れる時間はあと少しかもしれませんね。

生活の違いを最も実感したのは、「体重」でした。日本に来て、普通に生活しているだけで体重が減っていったのです。人によるとは思いますが、タイでどれほど甘やかされた生活をしていたのか改めて感じました。

還暦を前に、健康な体を意識しながらこれからの暮らしを楽しみたいと思っています。

このコラムを読んでくださっている皆さんも、どうかご自身の暮らしを見つめ直し、健やかな毎日をお過ごしください。

チンチョ・プロフィール

在タイ20年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。

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