コラム ジョホールバルのグローバル教育事情 Vol. 6 アジア初のロックダウンに踏み切ったマレーシアの決断

ジョホールバルのグローバル教育事情

Vol. 6 アジア初のロックダウンに踏み切ったマレーシアの決断

3月前半まで新型コロナ感染者も死亡者も大幅に少なく、新規感染の伸びもなかったマレーシアに激震が走りました。

2月27日~3月1日の4日間、クアラルンプールのスリ・ぺタリンモスクで、国内外の1万6000人を集めて行われたイスラム教の集会後に集団感染が発生したのです。密閉されたモスク内に一度に数百人のイスラム教徒がひしめき合い、肩を寄せ合ってお祈りをするだけでなく、信者達は4日間寝食を共にし、複数人で共有の食器から食べ物を手で食べていました。3月15日に突如新規感染者が190人を記録し、一気に感染者が増え続け、1日200名を超える感染者が出る事となるのです。

しかし、マレーシア政府は素早い対応を見せました。3月16日にはムヒディン首相がテレビ演説をし、3月18日からは完全ロックダウン(マレーシアでは、ロックダウンをMCO(MovingControlOrder)と言います)。外国人の入国を全面的に禁止、マレーシア国民の海外渡航も禁止。州を越えての移動の禁止、生活必需品で政府の許可がない全ての店舗、会社、工場の閉鎖という厳しい措置です。マレーシア全土を感染の危険性に応じて、レッド、オレンジ、イエロー、グリーンに色分けし、レッドゾーンになると国が集中的に消毒作業を行うなど、軍や警察が主導でかなり厳しい取締・管理が行われています。

新規感染者が2桁になり、経済活動とのバランスを考えて、5月4日から行動制限が、条件付き行動制限に解除されましたが、今までの努力が水の泡とならないよう、6月9日まで施行される予定です。

経済活動がストップし、不自由な生活を強いられている国民も、イスラム教の集会による集団感染が発生したものの、断固としたリーダーシップと的確な指示、必要に応じた経済的支援(マレーシア国民に限られるが)を行うマレーシア政府を信頼して頑張っています。

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    丸山 幸子
    Global Women's Association (GWA)ファウンダー兼代表理事

    国内外にグローバルな人材を育成する事を目標に活動する一般社団法人グローバルウイメンズアソシエーションの代表理事。GWAの活動をきっかけに2014年よりマレーシアのジョホールバルに移住し、アジアを舞台に次世代のグローバル教育に力を注いでいる

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