バンコクでの大気汚染のニュースが連日の様に流れています。

まだ寒季になったばかりなのに、と言う頃から聞いていたような気もします。

閑話 「乾季 と 寒季」

タイ(バンコク)の11月頃から3月頃までの気候の良い時期を、日本語では「乾季」と呼びます。涼しくて、雨も降りにくい時期ですのでその通りの通称ですよね。
でも実は、この時期を表すタイ語の意味は「寒い季節」、どちらかと言うと「寒季(寒期)」です。英語の言い方も、「Cold Season」「winter」です。どうやら「乾」の意味を使っているのは日本語だけの様ですね。日本語の頭で英語に直したら「dry season」なので、その言葉を使ったら、「違う。dry じゃない。だから(?)雨が降らないわけじゃない」と知人に言われました。
大差ないのですが、色々な人と会話をしていると微妙なところで微妙なズレが生じそうです。頭の片隅にちょっと入れておくといいかもしれませんね。
なので、ここでは、広辞苑には載っていませんが「寒季」を使っておくことにします。

閑話休題

ブログ投稿時のバンコクのリアルタイム指数 by AirVisual

大気質指数

気になる大気汚染と、PM2.5やらなんやらかんやら。

このところ、バンコクでは指標(大気質指数・Air Quality Index (AQI))が151~200の「健康に良くないレベル」です。寒季は通常なら一番大気汚染が少ない時期ですから、この先大気汚染が悪化し始めるタイミングでもあります。気になる方はマスクを使うなどした方が良いかもしれませんね。

下記の表はアメリカの環境保護庁が発表している情報に基づいたものですが、タイ政府が採用している基準値よりも細かく分類されています。注意すべき内容としてはほぼ同じです。

大気質指数 by AQICN

大気品質レベルについて
画像(情報)出典:  aqicn.org
参考: Wikipedia在中国日本国大使館

昨日や今朝の情報が流れてくる報道では、なかなか必要な時に実際の状況がわからなかったりします。多少参考になるのは、リアルタイムで大気質指数を表示してくれるサイト。予測も表示されるようになり、便利になりました。

データ源がそれぞれ違うようなので、どちらも参考程度にしておけばと思います。

AQICN: 現在の観測点各所の値と、各浮遊物質の48時間履歴が小さいグラフで表示されます。日本語表示可

AirVisual: 現在の観測点各所の値と、現在値・履歴のグラフが1ページに表示されます。日本語は無し

Thailand's air quality and situation reports: タイ政府(Air Quality and Noise Management Bureau)発表の大気質指標レポート。一部英語表示あり。都度更新ですが、直前24時間の平均値のため要注意

plum labs: 現在値と履歴をシンプルなグラフで表示。概要把握に便利。主な浮遊物質もアイコンで表示されます。日本語無し

Pollution Control Department(タイ政府): 現在の観測点各所の値の一覧。英語・タイ語

NUMBEO: 現在値がIndextとして表示されるだけですが、他都市との比較ができます。英語のみ

日本語表示があるので、AQICN サイトの方がハードルは低そうです。AirVisualサイトの方が地図で見る限り協力観測点が多そうです。一目で概要把握するなら、plume labsがシンプルですが画面もきれいで見やすい感じです。

日本にいると春先に気になるPM2.5と大気汚染のニュース。ここバンコクでは年中通して気になるレベルです。ご自身の健康はご自身で守るように気をつけてくださいね。

私の場合は、エアコンがあまり好きではない上、今の住環境では普段は窓を開けていると結構涼しいので、エアコン使わない生活をしているのですが、このニュースを見るとどうしようかな、と思ってしまいますね...

*タイ政府組織

Ministry of Natural Resources and Environment: 天然資源・環境省

Pollution Control Department: 公害管理局

Air Quality and Noise Management Bureau: (大気質・騒音管理局)