バンコクは渋滞の街。

わざわざ言う必要がないくらい、渋滞になるとどうにもこうにも身動きが取れません。

バンコクにももちろん救急車があります。救急車の他にもプライベートレスキューだったり、各種緊急車両があります。

救急で病院に患者さんを運ぶにも、渋滞の真っ只中では緊急にも救急にもならないよなぁ、と思っていました。の緊急灯(散光式警光灯)を回して、緊急サイレンを鳴らしっ放しで救急車が渋滞に巻き込まれている姿は何度か見ました。

今朝、初めて緊急車両の「先導係」がいるのを目にしました。
同じくパトランプをつけた(離れていたので所属は見えず、不明のまま)オートバイで救急車の少し前を行きながら、すでに渋滞でびっちり止まっている車をなんとか車線の両側に寄せて、救急車が通れるくらいの隙間を作っていました。複数車線の道でも日本よりも幅が狭いようで、なかなか一台分の隙間を作るのは大変そうです。

前の車を左右に寄せるように指示し、振り返り、振り返り救急車の動きを確認しながら。

そんなこんなでじわじわと救急車が進んでいきます。まだまだ移動速度自体は歩み寄りも遅いくらいですが、それでも渋滞中の他の車よりは微妙に早いってことですよね。

バンコクに住んで数年になりますが、先導係がいることを初めて知りました。タイは医療事情はかなりいいですが、少しでも緊急医療事情が良くなればいいと思います。

先導係がもっとうまく機能するように工夫するか
緊急車両が通れるくらい、道路とルールを整備するか
緊急車両が要らない世の中にするための工夫をするか

緊急車両が緊急の用をこなせるためにはまだまだ先が長そうです。