コラム タイ野菜でべジフルライフ 第170回ヒョウタン (ナムタオ)

タイ野菜でべジフルライフ

第170回ヒョウタン (ナムタオ)

ヒョウタン(瓢箪)
Bottle Gourd
น้ำเต้า (ナムタオ)

SALADee COOKingの料理教室の講座には、市場に行って買い物をして、それを使って料理をするというのがあります。生徒さんのリクエストがなければ、こちらからいくつか提案します。よく登場するのは、ヒョウタン、ヘチマ、ハヤトウリの実と茎、キノコ類、青菜類などです。今回は、その中からヒョウタンを紹介します。

ヒョウタンとひき肉の煮物)

  • ヒョウタン … 1個(約250g)
  • 豚ひき肉(鶏でも) … 100g
  • 細ネギ … 大さじ1
  • ナンプラー … 200g
  • 麺つゆ(3倍濃縮) … 大さじ1
  • 水溶き片栗粉 … 大さじ2
  • 水 … 200ml
  • ごま油 … 大さじ1
  1. ヒョウタンは4つにカットして皮を剥き、乱切りにします
  2. 細ネギは、根元から3~4㎝の斜め切りにして、先端の1/4はみじん切りにしておきます
  3. フライパンに油をひいてひき肉を炒め、火が通りだしたら長く切ったネギとヒョウタンを入れて油をまわしてから水を加えます
  4. ナンプラーと麺つゆを入れて煮込み、水溶き片栗粉でとろみをつけ、ヒョウタンが柔らかくなったら火を止めます
  5. 皿に盛ってみじん切りにしたネギをかけ、お好みでごま油か辣油をまわしかけてお召し上がりください

 味付けは、チキンや中華スープの素などでもいいでしょう。ひき肉ではなくスライス肉でもいいですし、彩りにニンジンの千切りを加えても。ひき肉の量を減らしてネギをいれずにもっとシンプルにすれば、料亭のような料理になります。他にもアレンジを楽しんでみてください。これは乱切りにしましたが、いちょう切りにすれば炒め物やスープにもよく合います。

ヒョウタン(瓢箪)

ヒョウタンが食べられるなんて驚きですが、乾瓢の材料のユウガオの仲間です。市場で売られているのは大丈夫ですが、容器に利用されるくびれたタイプのものなど、毒のある種もありますので、家庭での栽培は気をつけてください。

保存は常温でOK、大きくなると種も大きくなるので、小さい方が柔らかくて扱いやすいでしょう。かたくて扱いにくいように思うでしょうが、ビックリするほど皮も実も柔らかいです。ウリらしい青臭さやクセがなく上品なやさしい味わいです。トウガンやキュウリ、ダイコン、ナスのレシピを参考にするといいでしょう。カットの仕方で違った料理にもなりますので、いろいろ工夫してみてください。

青澤直子

健幸料理研究家(野菜ソムリエ&雑穀エキスパート)
健幸料理の店 SALADee
491/14-15 Silom PlazaGF, Silom Road

関連記事...

バックナンバー情報..