特集記事 帰ってきた GILI☆LANKANFUSHI

帰ってきた GILI☆LANKANFUSHI

世界のリゾーターに愛され続けてきたモルディブのリゾート、ギリランカンフシが2019年12月1日にリニューアルオープンしました。時間の概念を忘れるような哲学と素朴という美学、持続可能な楽園として、コンセプトを新たに生まれ変わります。また、ウェルネスプログラムと食事も必見、旅のエクスペリエンスをさらに豊かなものにします。

今号では、バンコク在住者のファンも多い、ギリランカンフシの全貌をお届けします。

ギリランカンフシのこと

小説「ロビンソン・クルーソー漂流記」をコンセプトに、ここでしか経験できない非日常の体験を提供し続けているモルディブの老舗リゾート。昨年、約1年間休業していましたが、リノベーションを終え、営業を再開しました。建築物はもちろん、アクティビティやサービスといった提供する中身もアップグレードし、より濃いGILI(ギリ)体験ができるように。一度は訪れたい、ギリランカンフシ。バンコク在住中にぜひ叶えたい!

ギリまでは、マーレ国際空港からスピードボートで20分

バンコクエアウェイズの直航便で、タイを朝9時20分に出て、モルディブには現地時間の昼12時頃到着。そこからギリランカンフシまではスピードボートで約20分。国内線や水上飛行機への乗り継ぎがない為、移動時間のロスがありません。

「No News, No Shoes」

スピードボートに乗った瞬間から、そこはギリの世界。no shoes、と書かれた袋に靴を入れてスタッフに預けます。リゾートでは基本的に素足で過ごすのがギリ流

全45室、全て水上スイート!

ゲストルームは全室水上にあり、うち9部屋は本島からの桟橋もなく、完全に孤立しているため、移動する場合はボートを使います(クルーソーレジデンス他)。また、プール付きのヴィラが新しいカテゴリーとして追加されました。

寝室やバスルームのデザインは、カテゴリーによる違いがほとんどなく、さらにリビング、サンデッキ、屋上テラスが付いています。最小でも210平米という広さ!また、スノーケリングセットが貸し出し無料となっており、滞在中いつでも部屋の周りでスノーケリングを楽しむことが出来ます

お世話係、フライデーのおかげで滞在がより快適に

フライデーとは、ロビンソン・クルーソーが遭難先で、仲間であり世話係として共に行動した人物の名前。ギリ・ランカンフシでは、バトラーのことを、ミスター(ミス)・フライデーと呼び、全ての部屋に担当のフライデーが付きます。日本人のゲストは、ミス・フライデーのMIKIさんが担当。昼夜を問わず、島内での送迎、レストランやアクティビティの予約、星空の下で寝られるベッドメイク、子供の世話など、あらゆる要望に応えてくれます。

ゲストが帰るボートを見送るフライデーとホテルスタッフ達

「GILI」を満喫する Day plan ~ 1 ~

8:00>   無料ヨガクラス(ビギナー60分)に参加

ハタヨガの日もあって、時間は毎日8時と決まっています。大人だけでなく、13歳以下の子供向け無料アクティビティも充実しているので、まずスケジュールをチェックして、参加したいものがあればフライデーにお願いして予約しよう。

9:30>   メインレストランカシベリ「Kashiveli」で朝ごはん

朝食はビュッフェだけでなく、アラカルトメニューから卵料理やメインをオーダーできる仕組み。新鮮な野菜や果物、地元料理などが並ぶビュッフェは全体的にヘルシーで、種類も程良い感じ。ワインに合うチーズやハムのセレクトも絶妙で、海を眺めながらの朝シャン、も最高。

1. アラカルトより、エッグベネディクト

2. アラカルトより、リーフフィッシュのグリル

3. シャンパンとプロセッコが朝から飲み放題!

4.アーユルヴェーダの健康ドリンクがあるのが面白い

5.アーユルヴェーダの健康ドリンクは10種ほどの効能に分かれています

6.餌を狙って毎日ここにやってくる鳥。リゾートでは彼をボブと呼んでいます

7.その場で材料を選んでオーダーするワカモレコーナー

8.チルド室に並ぶ刺身と寿司がゲストに大人気。魚が新鮮で美味しい!

11:00>   水遊びタイム

プールで泳ぐも良し、スノーケリングやダイビングをするも良し。マリンセンターに行けば、カタマランやパドルボートなど、エンジンを使わない乗り物を無料で貸し出しています。有料ですが、この機会にジェットスキーやパラセーリングに挑戦してみるのも良いかも。プロサーファーによるサーフィンクラスやプロテニスコーチによるテニスレッスンなど、スポーツ系アクティビティも実施しています。

13:30>   モルディビアンクッキングクラスに参加

リゾートのアクティビティといえば、定番のご当地料理クッキングクラス。日本でも流行っているスパイスカレーを作ります。モルディブのカレーはスリランカとインドのカレーに近い味だけれど、大きなツナをゴロッと入れる海賊風。

材料はほとんどスパイス! リゾートのオーガニック農園で栽培しているものも多いのだとか。シェフが調理するのを見学し、そのまま試食ランチ会となります。レシピ、エプロン付き。有料アクティビティとなります

15:30>   料理長が案内するオーガニック農園ツアーに参加ム

安全で新鮮な食材をゲストに提供する為、長年取り組んでいるオーガニック農園をリゾート料理長のHavinathシェフが案内してくれます。土を耕すところから始め、今やハーブ、スパイス、野菜、果物、とどんどん種類が増え、数年前に農園スペ―スを拡張したそう。

農園の一角には、360度見渡せるプライベートダイニングがあります

17:00>   ドルフィンクルーズに参加

モルディブの人気エクスカーション、ドルフィンクルーズに参加。17時に出発し、イルカを探すこと1時間...。諦めかけたときに、大量のイルカの群れに遭遇することができました。ボートと競うように泳ぐイルカがいたり、スピンするイルカもいて本当に可愛い。WOMのインスタグラムに動画を上げているので、ぜひチェックしてみて!

モルディブの自然と共存するためにギリが行っていること

自然を保護する為、ギリではプラスチック製品の不使用を徹底し、消費したワインなどのガラス瓶も建築素材として再利用しています。また、ゲストにも責任ある行動を提言し、廃棄物ゼロを目指しています (ゴミは持ち帰ろう!)

19:30>   地中海料理ビュッフェディナー

ディナーは日替わりで様々なダイニングが用意されています。ハーフボードプランに含まれるのは基本的に砂浜にあるメインレストラン「Kashiveli(カシベリ)」でのイベントディナーまたはアラカルトメニューとなります。この日は地中海料理の屋台が並ぶビュッフェ。手打ちパスタ、チキンのグリル、ケバブ、パルメザンチーズのリゾット、と美味しいメニューがずらり。

21:30>   ジャングルシネマ

ポップコーンを食べながら、ジャングルの中で映画を観る。これもギリの人気アクティビティ。現在、月曜と木曜の夜に実施しています。

※プライベートでの予約も可能

モルディブのリゾートは、老舗ほど島の緑が育っているので、日中、日陰が多くて過ごしやすい印象があります。天然成分による害虫駆除も行っているので、蚊対策もバッチリ

23:00>   星空の下で就寝

フライデーに頼んで、ヴィラの2階にあるテラスにベッドメイクしてもらうと、満天の星空の下で眠ることが出来ます。海風が気持ちよくて涼しい。なかなか見る機会のない、南半球の星座たち。流れ星も沢山見る事ができます。

全てのヴィラの2階にテラスがあり、デイベッドが配されています。ベッドメイキングをオーダーすると、床にランタンを並べてくれるという素敵な演出が

「GILI」を満喫する Day plan ~ 2 ~

11:00>   海洋学者と行くスノーケリングツアーに参加

朝食のあと、コンプリメンタリーアクティビティのスノーケリングツアーに参加。まず、海洋学者さんからモルディブの海の生き物について、種類などを簡単に学びます。また、珊瑚保護プロジェクトの説明を受けます。その後、リゾートの周りでスノーケリング開始。とにかくたくさんの種類の魚が! ウミガメ遭遇率も高いそう。

コーラルラインのこと

ギリでは珊瑚を増やすための活動を行っており、ゲストも参加することが出来ます。コーラルラインを海に設置した後は、WEBサイトで自分の珊瑚の成長を観ることが出来ます

14:30>   MEERA SPAで癒しのひと時

タイ人のマネージャーが笑顔で出迎えてくれるメーラスパ。滞在するゲストのほとんどが予約するという人気ぶり。水上コテージタイプの個室が6室と、滞在するゲスト全員が無料で使用できるサウナとスチーム室があります。メニューは、アーユルヴェーダ系だけでも8種類あり、チネイザンやレイキなど、バリエーション豊富。

ボディトリートメント、フェイシャルともに、海藻ベースの天然成分を使用したアイルランドのオーガニックプロダクト「Voya」を使用しています。海藻(昆布状)ボディラッピングが人気、デトックス効果があるそう。メーラスパにはヨガと瞑想の講師も所属しており、陸上にアーユルヴェーダ専用個室とフィットネスセンターを併設しています。ギリ・ウェルビーイング・ジャーニーというお得なパッケージもお勧め。1日から7日間まで用意されています。モルディブという環境が、ますます癒しの効果を高めてくれそう。心も身体もスッキリして帰りたいですね

17:00>   無料アクティビティ「ローカルアワー」に参加

モルディブの伝統工芸や音楽、言語などを学ぶことのできる無料アクティビティ。今回は、大きな葉っぱを手と足を使って編み上げる「Toshali」作りを見学。

綺麗な編み目に感動! 大きく編んで、日除けやインテリアに

19:00>   サンセットを楽しみながらカクテルタイム

7人のバーテンダーたちが考案した、7種類のオリジナルカクテルが楽しめる水上バーに集合。オーはニックガーデンで育てたハーブやスパイスを効かせた、ギリならではのカクテル。いずれも甘さ控えめでスッキリしていて飲みやすい。

20:00>   スペシャルディナーのインド料理を予約!

料理長、Havinathシェフの出身地でもある南インドの地方料理を再現したコースディナー。バナナの葉の上に前菜からデザートまで、10種類以上の料理が並んでいます。ギリでは「カリナリー・ジャーニー」と題して9つの都市の料理を定期的にサーブしているので、リゾートに着いたらイベントスケジュールをチェックしてみて。

【その他のお勧めディナー】

1.「Dining for the senses」アイマスクをして移動し、島内のどこで、何を食べているか、触覚、味覚、聴覚、嗅覚で感じる面白い趣向

2.「Gourmet Wine Dinner」地下にあるワインセラーでワインと共に楽しむコースディナー

最後に、新型コロナウィルスについて。モルディブ共和国では、事態の早期に中国全土からの入国を制限した為、感染は拡大していません。3月15日現在、タイからの渡航に制限は掛かっていませんが、旅行会社などから情報を収集し、楽しく旅ができるよう、計画を立ててくださいね!

バンコクエアウェイズの直行便なら約4時間で楽園モルディブへ!

日本からは遠い存在のモルディブですが、バンコクからならぐっと近くなる! バンコクエアウェイズのモルディブ便は、スワンナプーム国際空港から毎日就航しています。朝9時20分に出発し、現地時間の昼頃到着するので、その日のうちにリゾートへ移動することができてとても便利。また、エコノミークラスでもスワンナプームの空港ラウンジを利用することができます。機内食は1食+スナックとなっており、ミールサービスの際にはビールやワインなどのアルコール類もサーブしています。

1. スワンナプーム空港にあるバンコクエアウェイズの専用ラウンジ。軽食やドリンクがあります

2. チャイルドミールは出発の24時間前まで受付可能。旅行会社に依頼して

BKK-MLE
毎日運航
行き09:20~11:55 帰り12:40~19:05

モルディブ旅行は個人手配より、旅行会社に任せたほうが良い5つの理由

1 ソンクランやホリデーシーズンの航空券、人気リゾートの手頃な価格帯の部屋、などは、旅行会社が押さえています

2 予算や目的に合わせたリゾート選びを手伝ってくれ、緊急時に日本語で問い合わせができます

3 マーレ国際空港からリゾートに移動する際、必ず、水上飛行機か国内線かスピードボートを使いますが、日本語が出来るスタッフが乗り換えのサポートをしてくれる他、悪天候による飛行機の遅延などにも臨機応変に対応してくれます(水上飛行機はどの便に乗れるかが現地で直前に決まります。また、国内線に振り替えになる場合もあります)

4 リゾート滞在に含まれる食事やエクスカーションなどは旅行会社によって違います。日系旅行会社経由だと日本人向けのお得なプロモーションがあることが多いです

5 帰国の際、マーレで日本語ができるスタッフが待機してくれ、搭乗手続きまでしてくれます。思わぬトラブル(悪天候で飛行機が飛ばず、マーレ泊になった場合のホテルの手配など)にも対応してくれるのが強み

本記事掲載の情報はWOM Bangkok本誌(Vol.143 2020年1月号)発行当時のものであり、現在までに変更となっている場合があります。ご了承ください。

by WOM 編集部

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