バンコクにお住まいの皆さん、今月からコラムを連載させて頂く舟津です。記念すべき第一回目は、私の今までの辛く長い道のりを、3分でお伝えします(笑)。もっと詳しく知りたい方は、今後、私がバンコクで定期的に開催するセミナーの際にでも、ご質問くださいね。

　さて、「美容が好き」、その熱い気持ちだけでエステティック業界に入って25年。今でこそ雑誌やテレビで取り上げられるようになったが、それまでの人生は順風満帆というわけではない。学生時代、美容を志し、勉強嫌いにも関わらず専門学校では人一倍学び、某大手サロンに就職したものの挫折。エステ業界を離れ、結婚し育児に専念する主婦となったが、「〇〇ちゃんのママ」としか呼んでもらえない世界で、自己を失いそうになった。

　「やはり社会と関わりたい、自立した女になりたい」私は再び働き始めた。最初は服の販売などをしていたが、先の人生を考えた時、生涯できる仕事、人を幸せにする仕事、自分を高められる仕事をしたい、と願うようになった。結論、エステ業界に戻る決心をし、現在に至る。東京で子育てをしながらエステ業界で働くのは並大抵のことではなかった。でも、今思えば、毎日が楽しくて充実していたと思う。仕事がこんなにも自分を幸せな気持ちにさせてくれるとは思わなかった。エステティシャンは美や健康を追求するだけでなく、お客様と向き合うことで自分自身が成長できる仕事だと思う。定年もなく、健康なら一生現役で働いていける仕事だ。あの時、エステの仕事に再チャレンジしてみようと思わなかったら今の自分はなかったであろう。今年、私は52歳を迎えたが、新しいことにチャレンジしている。それは女性のセカンドキャリアを応援すること。既に私が運営するスクールから数名の方が巣立ち、いきいきと自分自身の人生を謳歌している。エステを職業とする者は、技術だけでなく、皮膚理論、解剖生理学、カウンセリング法(心理学)など、多くを学ばなければならない。「舟津真里ビューティアカデミー」では、私が25年間、培ってきた経験則から教えられる様々なことをカリキュラムに入れている。そして初心者の方が自分で店を持つところまでサポートしている。バンコクにお住まいの方の中にも、きっと輝ける原石がいるはず。自分の持つ才能を磨き、セカンドキャリアを目指してみませんか?

　共に価値ある女の人生を楽しみましょう!