特集記事 ファミリーで行く、香港・マカオ(後編)

ファミリーで行く、香港・マカオ(後編)

カジノシティ、マカオは街全体がアミューズメントパーク!

今回は、2021年、タイパエリアにオープンした新しいホテル、グランド・リスボア・パレスを中心にご紹介します。マカオへは、バンコクから直行便で行くも良し、香港旅行のついでに行くも良し、一度は滞在してみたい、豪華なカジノホテルの世界をお届けします。

●取材協力: 旅わ~るど

※掲載内容は2023年12月時点の情報であり、予告なしに変更・終了することがあります

香港から1時間! マカオを散策しよう

マカオのランドマーク「グランド・リスボア」の夜景

マカオのこと

中華人民共和国マカオ特別行政区は、1999年までポルトガル領だったこともあり、植民地時代の遺構が数多く点在しています。2005年7月15日、8つの広場と22の歴史的建造物がマカオ歴史地区としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。さらに、カジノの街としても成功し、その利益は米ラスベガスを上回ります。毎年11月には市街地レース「マカオグランプリ」も開催され、世界中から観光客が訪れる一大観光都市となっています。通貨はパカタ(MOP)で、香港ドルと連動しており、現地では一部を除き、香港ドルを使用することができます。

まずは、華やかなカジノシティの名所を巡ろう

1. 午後から夜まで定期的に噴水ショーを行う「ウィン・パレス」。マカオ半島側にある「ウィマカオ」でも同様に行っています

2. コタイ・ストリップにある「ベネチアン」の中にある巨大なショッピングモール。ベネチアをイメージし、川にはゴンドラも

3. マカオタワーを臨む夜景。ビル群の派手な電飾に圧倒されます

半日観光でも十分。世界遺産を一気見!

4. 聖ポール天主堂跡。1602年にポルトガルのイエズス会によって建てられた、当時のアジアでは最大のカトリック教会。3度の火事によりファサードだけが残されています

5. 1888年に建立された「ナーチャ廟」

6. ポルトガル人居留区を守るために築かれた旧城壁

7. フォトスポットとして人気の階段

8. スペイン人のドミニコ会修道士たち3人によって建設された、聖ドミニコ教会

9. 聖ドミニコ教会内部

10. ポルトガルの石畳と噴水が名物のセナド広場。周囲には様々な歴史的建造物があります

ジャイアントパンダに無料で会える!?「熊貓館」

英語では「Macao Giant Panda Pavilion」という名前で呼ばれている施設。パンダや希少価値の高い種類の猿などが飼育されています。この研究所で生まれ、大人になったパンダが2頭います。入場料は無料。月曜日が定休日となっています。

ポルトガル様式の住宅を垣間見る、タイパ住宅博物館

パステルカラーで彩られた、コロニアル様式の住宅を改装した博物館。ポルトガルの外交官などが住んでいた建物で、中を見ることが出来ます。2023年現在、入場無料。月曜日が定休日となっています。お土産ショップあり。

「官也街」と呼ばれる、タイパのオールドタウンが可愛い!

1時間もあれば回れてしまうこちらのオールドタウンは、ポルトガル植民地時代の色が濃く、街の所々にタイルが使われていて、ノスタルジックな雰囲気。

1. 中華とのミックス感が可愛い

2. 中華廟もあります

3. タイパコロアネ歴史博物館。街の古い写真や遺跡などが展示されており、入場無料

4. 町並に馴染んでいる黄色いスターバックスコーヒー

6. 商店が並ぶメインストリート

7. エッグタルトの人気店には行列ができています

5. 住所を示す看板はポルトガル語と中国語併記

Grand Lisboa Palace Resort Macau

Ruado Tiro, Cotai, Macau, China

まるでお城! 2021開業の統合型リゾート

マカオのカジノ王、SJMリゾートがタイパ島に最新設備を備えた統合型リゾートをオープンさせました。広大な敷地に3つのホテルブランドを展開し、デパートや免税店も入っています。ヨーロッパのお城をイメージした建物は、もはやお城そのものという完成度。シャンデリアから調度品まで、全てがゴージャスで煌びやかです。統合型リゾートといえば、イベントやアクティビティが気になりますが、こちらでもアート、音楽、食、とイベントが常に開催されています。もちろん宿泊せずとも、買い物、食事、カジノ、イベントだけの利用も可能。また、マカオ半島側にある「グランド・「リスボア・ホテル」まで無料シャトルバスが出ているので、光の渦に包まれた、眠らない街、マカオの夜景をぜひ楽しんで。

1. 素敵なメインエントランス

2. 豪華な回廊は歩くだけでも楽しいですが、とにかく広いので迷子になる人が続出

3. 回廊には案内係の方がエリアごとに配置されています

4. タイル柄の床やマカオの歴史を感じさせる壁画など、まるで美術館にいるよう

5. プールはホテルごとに分かれており、宿泊客以外は侵入できない造り

60㎡スタート! 全室バスタブ付きゲストルーム

大人3名または大人2名+子供2名まで宿泊できるデラックスルーム。キングまたはハリウッドツイン(シングルより広いベッド)を選べます。カジノリゾートは富裕層の利用も多いので、300m2のスイートまで用意されていますが、デラックスでも十分、グランド・リスボア・パレスを堪能する事ができます。

1. リビングコーナーも広々。エスプレッソマシーンが備えてあります

2. 大理石とゴールドを基調としたバスルーム。奥に独立したシャワールームがあります

3. 眺望はガーデンビューまたはシティービューがあります

人気のビュッフェレストランで朝食を楽しむ

台湾屋台、寿司カウンター、出来立て飲茶、ベーカリー、と様々なステーションがズラリと並んだ巨大ビュッフェレストラン。ウォークインで訪れるゲストも多く、終日賑わっている人気レストラン「The Grand Buffet」。宿泊客はこちらの朝食ビュッフェが付いているので、お得感があります。

入口の生け簀がユニーク

5. 飲茶専門シェフ

6. その場でどんどん作っていきます

7. 衣が薄く、丹精な形の焼き餃子

8. 和食・洋食のレベルも高く、様々な料理が並びます

9. 香港・マカオはベーカリーが美味しい事でも有名。エッグタルトあり

キッズスペースもあります

閉店時間までショッピングを楽しむ快感

ホテルの2階に「NEW YAOHAN」というデパートが入っています。広さは15,000㎡。アパレル、家電、玩具、お土産、スーパーマーケット、と一通り揃っており、滞在しながらショッピングを楽しむことができます。

1. 間口の広いエントランス

2. 子供服ブランドが豊富

3. スニーカーコーナー

4. 玩具も豊富に揃っています

5. スーパーマーケットには、バンコクにはない日本のお菓子や調味料なども

6. ポルトガル名産の鯖の缶詰はお土産に人気

7. 入手困難なワインやウィスキー、日本酒がありました

8. 世界の有名ブランド食品が買えるのが凄い

9. お香など、アロマグッズコーナー

免税店でブランド品をゲット cdf [チャイナデューティーフリー]

世界一、レアなブランド商品が集まると言われているマカオ。カジノホテルごとにブランドショップが入っていますが、こちらにも多数のハイブランド商品が揃っています。バッグ、ジュエリー、コスメ、海外旅行の記念に、自分へのご褒美をゲット!

世界唯一の「THE KARL LAGERFELD」に泊まる

1. 西洋と東洋の融合を、都会的で洗練されたデザインに纏め上げたゲストルーム。チェーンのシャンデリアがカールらしい

シャネル、クロエ、フェンディなど大御メゾンで活躍したファッションデザイナー、カール・ラガーフェルド(故)が初めてホテルをフルプロデュース! オープンを待たずして、2019年に逝去してしまいましたが、氏がデザインした世界唯一のホテルとして世界中のファッションマニアたちから注目を浴びています。

2. 金色に輝くバスルーム

3. カール氏のアイコンであるサングラスモチーフのクッキー

4. カトラリーも全てオリジナルデザイン

5. バスアメニティもお洒落

カール氏のブックコレクションが並ぶラウンジは必見!

読書が趣味であり、またデザインの参考にとあらゆる写真集を集めていたカール氏。彼は自宅の書庫から4000冊もの本をマカオに運び、ラウンジのインテリアとして使用しました。こちらの「ブックラウンジ」では、本場フランスに引けを取らないペストリーやアフタヌーンティーを楽しむことが出来ます。その他、ホテルのファシリティ、どこを見てもカール・ラガーフェルドワールド! ぜひ一度訪れてみてほしいホテルの一軒です。

6. ブックラウンジの本はカール氏蔵書

7. 本は並べる順番もカール氏が指示したそう

8. パリの高級ホテルを思わせるエントランス

9. ロビーはカール氏をモチーフにしたインテリアに囲まれ、一角にショップもあります

10. 世界一お洒落と言っても過言ではない室内プール。宿泊客のみ入ることが出来ます

最後にグランドリスボアパレスで楽しむ「食」をご案内します

Hua Ting

中国公式シェフ、Yan Yong Gang氏の料理を楽しめるレストラン。

中国四大料理のひとつ、誰揚(わいよう)料理と上海料理をサーブしています。味はもちろんのこと、職人技の包丁捌き、丁寧さ、飾りつけの美しさ、中国の長い歴史の中で発展した「食の芸術」に感動すること間違いなし。国家晩餐会級の料理を、ぜひマカオで楽しんで。

1. 鶏のジアンナン風

2. オーガニックトマトのサラダ

3. 上海蟹

4. ナマコ煮

5. 白身魚のディープフライ

6. 餅と豚肉の千切り、蟹肉と蟹卵のソース

Mesa by José Avillez

7. 天井が空のようなライティングになっていて素敵

ミシュランシェフJosé Avillez氏監修のポルトガル料理レストラン。生産者の顔が見える料理にこだわり、食材を厳選。「ザ・カール・ラガーフェルド」内にあります。

8. 手で頂く4種の前菜

9. かつてポルトガル領土だったモザンピークの海老を使ったリゾット

10. 特殊な器でサーブされるピリピリチキン

11子豚のパリパリ焼き

Chalou

12. 煌びやかな入口が迎えてくれます

有名な香港人インテリアデザイナー、アラン・チャンが設計した飲茶レストラン。今では数少なくなった、伝統的なワゴンサービスを実施しています。

13. 大きな声でセイロの中身を説明して回るワゴン

14. イベリコ豚のハニーソースと蟹肉蒸し餃子

15. 春巻き、肉団子など本日の飲茶

16. 飲茶の定番、ハーカオ(海老蒸し餃子)

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by WOM 編集部

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