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WOM編集部が選ぶおすすめリゾートホテル8選!
海外編 Part.2~中央アジアと南アジア

WOM編集部が選ぶおすすめリゾートホテル8選!
海外編 Part.2~中央アジアと南アジア
WOM編集部が厳選してお届けしている、アジアのリゾートホテル。日本からよりもタイからの方が行きやすい、中央アジアから南アジアの素敵なリゾートをご紹介します。
ブータンの谷の街、パロを見下ろすラグジュアリーリゾート
Bhutan Uma by COMO, Paro
[ウマ by コモ・パロ]



ブータン・パロ国際空港から車で10分。山に囲まれ標高も高く、常に風が吹き荒ぶ谷の街、パロ。世界のリゾーター達に愛される「コモ・ホテルズ&リゾーツ」が手掛ける「ウマ・パロ」は、車で山道を少し登った林の中にあります。ブータンの伝統建築をリスペクトした荘厳な建物は、周囲の自然と同調しつつコモリゾートらしいラグジュアリーで洗練された雰囲気。ホテルに着いた瞬間に感じる“非日常感”は、決してここが秘境ブータンだという理由だけではなく、同社がディスティネーションごとに設定している壮大な“コンセプト”を隅々まで忠実に実現できているからだと感じます。
こちらの客室はパロの街を見下ろす見晴らしの良いビルディングタイプと、ラグジュアリーな戸建てのヴィラタイプがありますが、ブータンらしさを堪能するなら是非ヴィラがお勧め

ブータン料理には水餃子(モモ)が欠かせない

1.ヴィラは92m²の広さがあり、リビングにはブータンの伝統的な薪ストーブ“ブカリ”が

2.窓辺のソファーに腰掛けながら外を見ると仔鹿が現れる事も

3.ヴィラの間取りはリビング、寝室、バスルーム、マッサージルームに分かれ、暖房も完備。ナチュラルラグジュアリーなインテリアが素敵

4.各ヴィラのエントランスに設けられたポーチにランチをセッティングしてピクニック気分。ルームサービスのメニューにはスパキュイジーヌなどヘルシー志向なものも

5.ヴィラごとに付くバトラー(執事)が、ゲストの要望に応えてブータンの国技、アーチェリーを披露

6.レストラン『ブカリ』で、ブータン料理のコースディナーはいかが?薪ストーブに火が入るとまるで絵本の世界
ジェフリー・バワの遺産、森にのまれてゆくホテル
SriLanka Heritance Kandalama
[ヘリタンス・カンダラマ]


所在地: P.O. Box 11,Dambulla, Sri Lanka
電話: +94 66 5555 000

スリランカを代表する建築家、ジェフリー・バワが1994年に手がけた「ヘリタンス・カンダラマ」。日本でも数年前から旅行関係のメディアに取り上げられることが増え、観光客にとても人気があります。場所はスリランカの観光名所「シギリヤ・ロック」に近いダンブッラ。このホテルは時間の経過と共に建物が緑に埋もれてゆくよう設計されており、ロケーションにもこだわりがあります。
湖を臨む高台に建設された建物は、なんと全長1キロという長さ。築年数が古いものの、メンテナンスがしっかりしているためファシリティに不足はなく、むしろモダンにさえ見える洗練された客室インテリアは必見。スリランカの自然との共存、そして歴史的建造物へのリスペクトを表現したバワの世界を堪能できる一軒です。

客室のベランダに出現する猿。くれぐれも窓を開けっ放しにしないように

1.バワは自分の作品(建築物、インテリアなど)が時間の経過とともにさらに価値が上がるよう、デザインと素材にこだわったそう。そのため彼が亡くなった現在も、デザインを勝手にリノベートすることは許されていません

2. 20年前にデザインされたとは思えない洗練されたインテリアの客室。スパイスの国スリランカらしい、ダークオレンジとブラウンの配色が素敵

3.ホテルに着いたらまずこちらのロビーラウンジでチェックイン。遠くに眺めるカンダマラ湖は草原に囲まれ、たまに象が歩く姿が見える事も

4.開放感溢れるインフィニティプール

5.メインダイニング「Kanchana Restaurant」。清々しい空気を堪能しながら頂く朝食は最高

6.ロビーフロアの一角にタンブッラの洞窟寺院をリスペクトしたデザインが
“生きる博物館”として ネワール文化を今に伝える
Nepal Dwarika’s Hotel
[デゥワリカ]


所在地: P.O. Box 459, Battisputali, Kathmandu, Nepal
電話: +9771 4479488
ヒマラヤ山脈を背負い、インドの隣に位置するネパール。人よりも神々が多く住むといわれるこの国の旧市街は、中世の姿をそのまま残し、首都カトマンズを中心とした一帯は世界遺産に登録されています。その中で「生きる博物館」と呼ばれているホテル「ドゥワリカ」。オーナーのドゥワリカ氏が、カトマンズの歴史ある寺院や建築物が壊されてゆくのを惜しみ、長年にわたって美術工芸品を収集し再利用して作られた、まさにネワール建築の博物館のようなホテルです。
レンガ造りの壁を伝統工芸品である木彫の窓枠や柱が飾る趣深い外観。中に入れば1300年代の骨董品を始め数々の装飾品が至る所に飾られ、異国情緒と歴史を肌で感じることができます。


1.客室はヒマラヤ杉の家具やチベット絨毯といったネパール製品をふんだんに使ったインテリアが特徴

2.ロビーにはオーナーが長年にわたり収集してきた伝統工芸品が

3.オーナー収集の伝統工芸品

4.ネパール伝統料理をサーブするレストラン「Krishnarpan(クリシュナルパン)」は、味も雰囲気もカトマンズいちと評判

5.「Krishnarpan」のネパール伝統料理

6.ネパールに行ったらぜひエベレスト遊覧飛行に参加しよう。世界一高い山脈を身近にし、感動と興奮の体験ができること間違い無し!
“楽園”が実在するとしたら それはここかもしれない
Maldives Cocoa Island by COMO
[ココア・アイランド]


所在地: Makunufushi, South Malé Atoll, Republic of Maldives
電話: +960 6641818

南マーレ環礁にあるココア・アイランドは、シンガポールに本社を置くコモホテルズ&リゾ―ツがマネージメントを手掛けるリゾート。モルディブの自然と調和するように設計された素朴でノスタルジックな雰囲気の建築が特徴です。島は美しい2箇所のプライベートハウスリーフと、伝統的なDhon(iドーニ)ボートの形をした水上ヴィラに囲まれ、まさに楽園。
底まで見える透明度の高い海の中には、色とりどりの珊瑚と魚の姿が。ゲストルームから好きな時にいつでも海に入る事ができるので、モルディブ旅行を120%堪能することが出来ます。また、リゾートスタッフたちのホスピタリティも高く、感動に溢れた素晴らしい滞在を約束してくれます。
客室は33室のみ。そのため常に満室状態なので早めに予約しなければなりません。中でも人気が高いのはモルディブの伝統的なドーニボートの形をしたヴィラ。ワンフロアのタイプとロフト付きのタイプがあり、いずれもコモリゾートならではの洗練されたお洒落なインテリアが素敵。


1.こちらはリビングの様子。外のデッキから海に直接アクセスできます

2.マリンをテーマにした可愛らしいデザインのバスルーム

3.ロフトにある寝室で過ごす一夜はかけがえのない思い出になりそう

4.モルディブの静かな海はライフジャケットを身につければ3歳の子供でも泳げる

5. 3食サーブするメインダイニンング。メニューのバリエーションを広くし、最低でも3泊以上滞在するリゾートのゲストたちを飽きさせないよう工夫している

6.憧れのコモシャンバラリトリートがここにも。これだけ大きなハイドロプールを持つ施設は珍しい。もちろんスパトリートメントのレベルも高い
ラーム環礁唯一のリゾートホテル! 手付かずの美しい海に感激
The Six Senses Laamu, Maldives
[シックスセンシズ・ラーム]


所在地: Olhuveli Island, Laamu Atoll, Republic of Maldives
電話: +960 680 0800

2011年にオープンした「シックスセンシズ・ラーム」は、フルレ国際空港から国内線に乗り継ぎ、最寄りの空港Kadhdhooからリゾートのスピードボートで約15分の場所にあります。島はラーム環礁唯一のリゾート島ということもあり、とてつもなく美しい海に囲まれています。周りにはイルカやウミガメの通り道があり、マンタもよく現れるそう。そして夜になると満天の星空!地球の神秘と美しさをしみじみ感じることができる素晴らしいリゾートです。
島のサイズは徒歩で1周約40分、とモルディブのリゾートの中ではかなり大きめですが、ゲストルームを始め、レストランなどの公共施設をあえて水上に建築し、植物や生物など元々島に存在していた自然をそのまま残すという偉業を成し遂げています。

水上バーらしく水際にソファー席が

1.ラームウォータービラプール付き。2014年、オープンしたばかりの新しいカテゴリー

2.ゲストルームは97室中70室が水上ヴィラ。広さは108m²と広く、海にそのままアクセス可能。海に迫り出したリビングコーナーが素敵

3.ネスト(巣)の形のスパトリートメントルーム

4.手付かずのまま残る珊瑚のおかげであらゆる種類の魚が寄ってくる。リゾートに常駐する海洋生物学博士と行くスノーケリングツアーなどに参加するのも面白い

5.日替わりで実施しているアクティビティやイベント。この日は夕方から浜辺でカクテルパーティを開催。カクテルやシャンパン、フィンガーフードなどが無料でサーブされ、様々な国から集まる人種の異なるゲストたちがともに会話を楽しむ

6.昼はベトナム料理、夜は地中海料理を提供している「LEAF」。それぞれ専門シェフが厨房を仕切る。ほかにメインダイニング「Longitude」、レストラン&バー「Chill」など飲食施設が多いのも特徴
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by WOM 編集部
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バックナンバー情報..
2015年01月号
VOL.83 WOM編集部が選ぶおすすめリゾートホテル8選! ─海外編─
活情報サイトAll About(オールアバウト)にて、アジアのホテルガイドとしてコラムを連載している本誌編集長が、これまでに訪れた国内外100軒以上のリゾートホテルの中から厳選した海外のゾートホテル8軒をまとめてご紹介します。あの国もこの国も、日本から行こうとすると遠いけど、バンコクからなら驚くほど近かった!タイ在住中にぜひ訪れて欲しい旅先ばかりです。お楽しみに!