今回は色の仕事について書いてみたいと思います。特に企業での色彩関連の仕事では、色彩調査があげられます。
色彩調査の基本となるのが、その国のありとあらゆる色を調査します。国民性、地理、宗教、街並み、や「衣・食・住の嗜好性」といった基本情報によるカラー情報です。ビジネスで海外進出する際には、まずは色視点で、その国「らしさ」、その国「ならでは」をリサーチしておくことが大切です。
タイ人で言えば、タイでは、日照率が高く、さらに太陽光線が強く鮮やかな色彩が多いため、刺激的なビビットカラー(鮮やかな原色系)を好みます。特に赤と白と金色(黄色)を好む傾向にあり、赤は国旗の色と深く根付いている色彩認識と言えるでしょう。この例のように、国旗は無意識的であっても国民に根付いている意識と考えられますので、国旗の色の意味を知っておくことは、その国の色彩認識の第一歩と言えるでしょう。また、手近な情報源としては、建物の外壁の色や人々のファッションの色や暮らしぶりなども重要なポイントです。
また、市場調査では製品やブランドのマーケティングにおいて、色彩は重要な要素ですので、消費者の好みや反応を理解するために、ターゲットの年代に合わせた色彩の嗜好に関するアンケート調査を実施したり、ライフスタイルを調査分析をして、実体に迫ります。そうして導き出した色を企業の商品にむけて提案をします。
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