■食欲を抑えるには…
オレンジや黄色は、食欲をそそる色なので、ダイニングルームのカラーコーディネートに向いているのですが、ダイエット中は控えましょう。食事量を制限しているような場合には、「青」がおすすめです。「青」は副交感神経に作用して食欲を抑えるので、青いお皿やランチョンマットなどに取り入れると効果的です。真っ青なダイエットふりかけが食欲が減退すると話題にもなりましたよね。また食欲と色彩の関わりについて、東洋大学の野村順一教授による非常に興味深い研究成果があります。
これによると、黄緑色や紫色を見ながら食事をすると、食欲が抑えられます。ですから、ダイエットをしたい人は、例えばテーブルクロスやランチョンマットなどの色を食欲が減退する色に変えるだけで、痩せることが期待できます。
一方、食べ物を美味しそうに引き立てて、食欲を増進してしまう赤っぽい橙色や黄色はダイエット中にはNGカラーといえるでしょう。街中でも飲食店の看板などにもよく使用されていて、ぶらっと立ち寄ってみたくなる時もありますよね。
また、拒食症などの病棟ではオレンジのランチョンマットを使用されているという事例もあるそうです。
■痩せる為のトレーニングに 効果的な色とNGな色は?
科学誌Natureに2005年に掲載された論文に「赤は競技における選手のパフォーマンスを高める」というものがあります。ダイエットには、運動が欠かせませんが、色でその効果をUPさせることができます。
暖色系の色は、アドレナリンの分泌を促進し、やる気がでるのはもちろんですが、心拍数をあげ脂肪の燃焼を助けてくれます。スポーツウェアやタオルなどに、赤やオレンジ、黄色などの暖色を取り入れてみてください。