コラム タイ野菜でべジフルライフ 第158回 タロイモ(プアック)

タイ野菜でべジフルライフ

第158回 タロイモ(プアック)

タロイモ
Taro
เผือก (プアック)

今回はタイ野菜ではありませんが、タイでもよく目にするようになったゴボウをご紹介。ゴボウを食べるのは日本人だけと言われていたのは、もう遠い昔の話になったのですね。ただ、正直言うと、ゴボウって細くて扱いにくく、下処理が面倒な気がしておりました。先日、あるテレビを見ていたら、目からうろこ情報がいっぱい。早速買っていろいろ試しています。今回は、ナンプラーを合わせてみました。

タローサラダ・シラチャーソース入り

  • タロイモ(皮を剥いた状態) … 200g
  • タマネギ … 40g
  • キュウリ … 30g
  • ニンジン … 30g
  • ハム … 4枚
  • シラチャーソース … 大さじ1/2
  • マヨネーズ … 大さじ1.5
  • 塩 … 少々
  • コショウ … 少々
  • 砂糖 … 少々
  1. タマネギはスライス、キュウリはいちょう切り、それぞれ塩をかるくふっておいて、水分がでてきたらよく絞って水気を切ります
  2. ニンジンはいちょう切りにしてさっと茹でるかレンジにかけ、ハムは短冊切りにしておきます
  3. タロイモは一口大にカットして水洗いし、水分を多少残したままま耐熱容器に入れて、やわらかくなるまでレンジにかけます(約5分)
  4. タロイモがやわらかくなったらマッシュして、シラチャーソース、マヨネーズ、砂糖を加えてよくかき混ぜてなじませます
  5. タマネギ、キュウリ、ニンジン、ハムをいれて、塩、コショウをして味を調えます

シラチャーソースを活用したいと思っていた時に、野菜ソムリエ仲間がジャガイモのポテサラに使っているというので、タロイモに応用したレシピです。シラチャーソースは辛みがあるので、小さじ1程度の隠し味にするだけでもいいと思います。タロイモのマッシュ具合はお好みで、粗いままでも食べ応えがあっていいです。具はあるものを利用すればいいですが、具をまったくいれずにしっかりつぶして味付けだけしたマッシュタローも好評でした。

タロイモ

 東南アジア原産のタロイモの歴史は古く、多くの国が主食にしていたほどで、日本にもサトイモの形で伝わりました。

低カロリーで食物繊維、カリウムやビタミン類も豊富なヘルシー食材、アレルギーにもなりにくく、離乳食にもおすすめです。

タイでは料理よりもスイーツに利用されることが多いようです。そのせいか、使い方がよくわからなくて、手にとれずにいる方も多いようです。でも使い方は至って簡単! いつものジャガイモやサツマイモ、サトイモのレシピをアレンジすればいいだけです。しっかり皮を剥いて、剥いた時の白い液がヤマイモのようにかゆみを感じることがあるので要注意、後はきちんと加熱することがポイントです。あっさりした上品な味で、煮物やみそ汁だけでなく、マッシュしたり洋風レシピにも使えます。

青澤直子

健幸料理研究家(野菜ソムリエ&雑穀エキスパート)
健幸料理の店 SALADee
491/14-15 Silom PlazaGF, Silom Road

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