国際交流基金バンコク日本文化センターは、タイ文化省及びコンケン大学芸術学部との共催にて、海外巡回展「焼締―土の変容」展を開催します。
最も原初的なやきものの制作方法ともいえる「焼締め」。釉薬を施さず高温で焼成されるこのやきものは、現代まで連綿と引き継がれています。焼締めは須恵器の流れを汲み、12世紀末に備前、常滑、信楽などで焼成が始まったとされ、桃山時代には茶陶の分野で重宝されるようになりました。現代になると、器だけではなくオブジェを制作する作家も現れ、やきもの表現のひとつとして国内で定着していきました。焼成時の降灰による自然釉を作品の一部として取り入れ様々な形態に対応した焼締めは、このように人々の日常に溶け込みながら長い歴史を作ってきたのでした。
本展では、日本で独自の発展を遂げた焼締めの、その成立から現代に至るまでの歴史とともに、茶陶における焼締めや食の器としての焼締め作品、さらにオブジェ作品と化した焼締めを展示することによって、日本の伝統文化の一部をご紹介します。
「焼締 – 土の変容」展 バンコク
期間: 2023年8月25日(金) ~ 9月26日(火) ※月曜日および公休日は休館
10:00~19:00
会場: ラチャダムヌン・コンテンポラリー・アートセンター 2階 Exhibition 5 (Ratchadamnoen Contemporary Art Center, RCAC)
MRT Lak Song駅徒歩17分 (地図)
入場料:
無料
「焼締 – 土の変容」展 コンケン
期間: 2023年10月7日(土) ~ 11月26日(日) ※月曜日は休館
10:00~17:00
会場: コンケン大学芸術学部ギャラリー (Faculty of Fine and Applied Arts Gallery Khon Kaen University, FAG)
(地図)
入場料:
無料
お問い合わせ
国際交流基金
バンコク日本文化センター
10th Fl. Serm-Mit Tower, 159 Sukhumvit 21 Rd., Bangkok 10110, Thailand
電話: 02-260-8560-4
FB: The Japan Foundation, Bangkok (ID: jfbangkok)
HP: The Japan Foundation, Bangkok
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