コラム Dr.MANAのセンシュアルエイジング Vol.36 Dr.MANAマイセルフ美容奮闘記 ―お腹周り脂肪吸引の巻前編

Dr.MANAのセンシュアルエイジング

 R45ともなれば“脂の乗りきった年頃"とでも申しましょうか、美の伝道師を自称するDr.MANAも例外ではありません。なんかヘン? それまで多少ふくよかになろうと、週末ファスティングやベジタリアンを強行すれば、スッとウエストが引き締まったものです。それがどうも思惑通りにいかない。お風呂で座るとナント太ももにお腹がノル!「R45からは顔より身体が勝負」と言ってきたのにこりゃアカン。

こんな時、身も心も健康な人は〈ウエスト引き締め体操〉〈ジムで頑張る〉〈本気でダイエットする〉のスパルタコースに全集中。しかし悲しいかな、体型だけでなく精神的にもグダグダな私は、アスリートとは月とスッポン。汗水流して頑張るなんて、やれるものでもヤッテナイ。基本他力本願しかあり得ません。

エステでお金を落としました。インディバ(深層加温、温熱療法)、エンダモロジー(3Dストレッチ)、リリースカッター(ECM:筋膜トリートメント)、フォースカッター(ラジオ波トリートメント)etc。

美容クリニックではもっとお金を落としました。トゥルースカルプ(筋肉電気収縮)、ファットインパクト(衝撃波)、リポセル(超音波+冷却)etc。ほぼ全てのマシーンを言いつけ通りに複数回試したのに、血行は良くなってもサイズダウンは程遠い。わが脂肪組織は悪魔に魅入られて代謝不良に陥ってしまったのか!
脂肪溶解注射はどうかって? あの太く長い針をお腹にズブズブ刺して大量の薬剤を流し入れるとか、ご希望の患者さんにはやっても自分はなし! それをするくらいなら、部分痩せの王道たる脂肪吸引をするわ。

あっ! そうか、その手があった! 半世紀を生きたDr.MANAは怖いもの知らず。経験こそ宝。トークショーのネタにもなるじゃない。くびれ願望は切々と胸を打つ。「よし、やろう」、思いつきのままに脂肪吸引することを決意しました。―まぁ、試行錯誤と遅疑逡巡の20年を経て、40代で医療全身脱毛を決心したよりは幾分マシだわ(コラムVol.22参照)。周囲の凄腕形成外科ドクターに尋ねまくり、経過とリスクについてアタマに叩き込み、いざお腹ペタンコへ、くびれリターンズの未来へ♪ その願いは叶うのか? (後編に続く)

Dr. MANA(岩本 麻奈)

一般社団法人・日本コスメティック協会名誉理事長/ナチュラルハーモニークリニック顧問医師/エッセイスト/コスメプロデューサー/美容ジャーナリスト 
皮膚科専門医。20年に渡るフランス滞在ののち、東洋のパリ“プノンペン”に転居。女性を元気に美しくする講演活動を続けている。「パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ」「生涯男性現役」(ディスカヴァー トゥエンティワン)「フランスの教育・子育てから学ぶ 、人生に消しゴムを使わない生き方」(日本経済新聞出版社)など、美容やライフスタイルに関する著作多数。近著は「結婚という呪いから逃げられる生き方」(ワニブックス)

公式HP: dr-mana.com   公式ブログ: ameblo.jp/dr-mana

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