女性ホルモンは、お肌の状態に影響を及ぼします。卵巣でつくられる「黄体ホルモン(プロゲステロン)」と「卵胞ホルモン(エストロゲン)」の2つが、生理周期を調整しています。生理周期は、約28日間で(月経期)(卵胞期)(排卵期)(黄体期)の4つの時期があります。卵巣から分泌されるプロゲステロンとエストロゲンは、4つの周期に沿って量を調整しています。プロゲステロンは、妊娠と生理に対して助ける役目を行うホルモンで、子宮内膜を受精卵が着床できるまで厚くします。不要の場合は生理を促し、子宮内膜は出血と共に剥がれ落ちてしまいます。
ニキビができやすくなる原因やお肌をくすませる原因にもなります。特にプロゲステロンが増える時期は、むくみやすく、血行不良になりやすくなります。エストロゲンは美肌を作る影響を与えるホルモンです。コラーゲンの生育を促し、お肌のハリをアップさせます。お肌の水分量を増やして、お肌のキメを細かくします。皮脂分泌の抑制効果もあり、さらに増毛効果もあります。
生理の1週間前から生理が始まるまでの期間は、特にお肌が敏感な時期です。肌トラブルになりやすい傾向がありますので、新しい化粧品(初めてお肌に使用する化粧品)を試されるのはお控えください。