コラム バンコクとあやさんと私 第74回 タイの葬儀

バンコクとあやさんと私

第74回 タイの葬儀

落ち着かない空模様が続きますが、体調など崩してらっしゃいませんか?
 
私事ですが、先日うちに勤めているあやさんのお子さんが交通事故で亡くなられました。
 
朝、泣きながら出勤してきたので何事かと聞いた所、前日の夜に子どもが亡くなったとのことでした。仕事に来ている場合じゃない、すぐ帰宅するようにと伝えましたが、その日は一日仕事をして帰りました。悲しくて、何かしていないといられない、とのことでした。
 
一人事故だったのが、不幸中の幸いという感じでした。彼女はお子さんが二人いて、もう一人は病弱で、病院に通っているそうです。
 
 みるみるうちに都会化してゆくバンコクとは裏腹に、田舎では舗装されていない道路や街灯のないところもまだまだあります。学校や職場も遠く、買物さえ近くにない。そんな事情から田舎の方では小さな子供がバイクを運転する姿も珍しくなく、私達日本人からは想像もつかない光景が沢山あります。
 
 今回はタイの葬儀について触れます。バンコクと地方ではシステムが違い、人によってもやり方が違うそうです。葬儀の多くはお坊さんを呼びますが、お坊さんの人数によって費用も変わります。そして故人を偲ぶ日数も、お坊さんに聞いてから決めるそうです。多くは3~5日ですが、亡くなった理由によっても変わってきます。
 
 よく、タイ人が「親(や祖父母や兄弟など)が亡くなったので、葬儀に行くので仕事を休みます」というと、日本人の雇用者は「この前もそう言ってたよね? 一体何人親兄弟がいるの?」と皮肉に思う事があると聞きますが、貧困層の人には産みの親と育ての親がいたり、本当の兄弟でなくてもお兄さんやお姉さんと呼ぶ存在の人がいたりするので、一概に嘘とは言えません。雇用者がある程度タイ語が出来、その文化を理解していれば、彼らを疑うストレスが減るかもしれませんね。
ということで、あやさんとのコミュニケーションをきっかけに、タイ人やタイの文化に触れてみて頂ければ嬉しいです。

チンチョ・プロフィール

在タイ10年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。

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