コラム バンコクとあやさんと私 第71回 雇用の心得②

バンコクとあやさんと私

第71回 雇用の心得②

いよいよ本格的な雨季に入りましたが、いかがお過ごしですか? 今回は前回に続き、日本人家庭がスクムビットエリアであやさんを雇用する際の心得の後編をお送りします。昔から引き継がれてきた心得の数々、知っているのと知らないのとでは、あやさんたちとの信頼関係も違ってきますので、どうぞご参照ください。

残業

契約時間外の仕事に関しては残業代が発生します。家庭によりますが、1時間50~100バーツくらいが妥当だと思います。パートタイムで雇用している方は、他のお宅のことも考えて残業をお願いしましょう。

交通費・食費

交通費は一般的に給料に含まれています。ただ、不便な場所にお住まいだったり、お給料のベースが低い場合は、交通費を要求されることがあります。食費は、住み込みであれば配慮してあげましょう。中には雇用者と同じ食事を支給されている人もいます。食費とまではいかなくても、飲み水とお米代は支給してあげましょう。

ボーナス

年末に1回のボーナスが一般的です。中にはソンクラーンと年末、2回貰っているあやさんもいます。また、ボーナスがないとあやさんに逃げられる可能性があります。働き始めてから1年後ではなく、年末に支給するのが好ましいです。

昇給

勤務1年毎の昇給はつきもの。あやさんの力量や仕事量などを考えて配慮しましょう。物価もどんどん上がっているので、それなりの配慮が無ければ長くは続きません。

退職金

解雇する場合、最低1カ月分は常識です。長くお世話になったあやさんには、給料1カ月分×働いた年数が望ましいです。お金以外に電化製品などで補足する人もいます。また、急な解雇の場合にはお給料2カ月分が妥当です。解雇したい場合は、少なくとも1カ月前には伝えてあげるよう心がけましょう。

以上、金銭的なことが主になりましたが、あやさんにとっては大切なことですし、実際、金銭的なトラブルが多いです。その他、ソンクランにはお小遣いを渡したり、普段から不用品やお土産などを渡したりしていると、お互いの関係も良くなります。また、家庭ゴミの中から新聞やペットボトルなどを集めて換金している人もいますが、これもエコ活動だと思って大目に見てあげましょう。とにかく“何かと普段から気にかけてあげること”が大事です。人と人、人間関係だということをしっかり自覚し、お互い気持ちよく過ごせると良いですね。

チンチョ・プロフィール

在タイ10年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。

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