バンコクとあやさんと私

第23回 「料理」

皆さんは、料理が好きですか? 自分で料理をしていますか? 自分でされている人、あやさんにしてもらっている人、下ごしらえだけしてもらっている人、それぞれだと思います。

ベテランのあやさんの中には、下手すると日本人より上手に日本食を作れたり、本格的な腕前だったりする人もいます。駐在員の奥様から習ったり、料理学校に行かせてもらったりしていたのでしょう。我が家のあやさんも、私の友人のあやさんから料理を教えてもらっているところです。そのあやさんは20年ぐらい前、雇用者の方からホテルの料理学校に通わせてもらっていたらしいです。
 

料理のセンスのある人というのは、教えればすぐに覚えますし、自分でアレンジが出来ます。以前、日本料理の出来るあやさんを探している方に人材を紹介する機会があったのですが、日本人宅での経験がないあやさんを紹介することになりました。ですが、彼女はかつてタイ料理屋を営んでいたらしく、料理の腕は素晴らしいものでした。彼女は暇があれば本棚にあった日本食の料理本を見ていたらしいです。そしてある日、奥様が教えてもいない“肉じゃが”を作り始めました。ちょうど砂糖を切らしていたらしく、ポカリスエットの粉を代用として入れたのだとか。見事に美味しい肉じゃがが出来たそうです。
 
人によっては、勝手に本棚の本を見られるのを嫌がったり、砂糖の代用にポカリの粉を使わせなかったりする人もいるでしょう。でもこの奥様は、あやさんを信じて任せてみたのです。その結果、大きな収穫を得ることができました。初めから相手を否定せず、認めることで、さらなる才能を伸ばす事に繋がった良いケースだと思います。
 
ちなみに、あやさんの料理の味がイマイチなのに、「美味しい」と言ってしまうと、その味で良いと思われてしまい、後で修正しづらくなるので、気を使いつつもちゃんと指示を出してあげましょう。家庭によって味は様々です。前のお宅の味が次のお宅で通用するとは限りません。料理に限りませんが、曖昧な言葉は誤解を招くので気をつけましょう。

チンチョ・プロフィール

在タイ10年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。

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