タイ野菜でべジフルライフ

第94回 落花生

落花生 / ピーナッツ
Peanut / Groundnut
ถั่วลิสง (トゥアリソン)

 2017年1月10日より野菜ソムリエ養成講座が刷新されました。これまでの「ジュニア野菜ソムリエ」を「野菜ソムリエ」と名称変更して、野菜ソムリエの社会的な認知度をアップさせます。それにより、生活力を向上させたい方、職場でスキルアップをめざしたい方、仕事に付加価値をつけたい方たちの活動の幅を広げていきます。また、これまでの「野菜ソムリエ」を「野菜ソムリエプロ」に変更し、専門家としてのキャリアを活かしたい方、野菜ソムリエを職業として新たな分野での活躍をめざす方を対象に講座・試験を実施、それにふさわしい知識を身につけられるようにします。タイでも野菜ソムリエの資格を取得できます。新年に何か新しいことにチャレンジしたいと思う方、野菜ソムリエをめざしませんか? 詳細は、本誌「習い事」のページでご確認ください。
 
 さて、2017年が始まってめでたいと乾杯しているうちに松飾りが外されて、もう節分、すぐにひな祭りもやってきそうです。今年は行事を丁寧に楽しみたいと思っていますので、今月は、節分にちなんで落花生を紹介します。私の故郷の秋田など、地域によっては節分の豆まきは落花生を殻ごと投げるのです。ちょうどNHKの人気番組で紹介されたばかりでまさにタイムリーな食材ともいえます。ピーナッツを木の実だと思っている方もいるようですが(私の昔)、落花生はマメ科の一年草、野菜に分類されますので、このコラムで紹介するのにもふさわしいといえるでしょう。
 
 南米原産で、日本では中国から伝わり南京豆とも呼ばれています。一般に殻付きを落花生、中の豆をピーナッツと呼ぶことが多いようです。花が咲いた後にめしべの付け根である子房柄(しぼうへい)が根のように土に潜って莢ができ、その中に豆を作ります。茹で落花生は、収穫直後の新鮮なうちに限るので、日本では一部の地域でしか食されてきませんでした。タイでは、手押し車やかごに山盛りになって売られていますね。また、タイでは塩気のないプレーンな煎り豆が一般的に売られています。ソムタムなどで多用されているからでしょう。
 
 飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がバランスよく含まれていて、健康効果が注目されています。肉や炭水化物を減らして落花生を多く食べることで、コレステロールが減少、血管が強くなって心臓病のリスク、死亡率が飛躍的に減ったという報告があります。その他にも糖尿病を軽減する効果も確認されています。ただしカロリーは高いので、1日20粒程度がいいようです。市販のピーナッツを煎りなおすと格段においしくなるそうです。醤油ベースでじっくり煮ることで茹で落花生のようなおつまみにもなります。つい食べ過ぎてしまいますので、料理に使うのがおすすめです。細かくしてゴマのように使ったり、ゴマペーストの代わりにピーナッツペーストを使うのもいいでしょう。
 
 ただし、アレルギーを引き起こしやすい食べ物でもありますのでご注意ください。またカビが生えると体によくないので、風通しの良い場所で保管するようにしてください。

青澤直子

健幸料理研究家(野菜ソムリエ&雑穀エキスパート)
健幸料理の店 SALADee
491/14-15 Silom PlazaGF, Silom Road

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