コラム お金の知識を高めるコラム Vol.4 金融商品を理解していますか?「株式」について考えてみましょう(前編)

お金の知識を高めるコラム

Vol.4 金融商品を理解していますか?「株式」について考えてみましょう(前編)

 みなさんは、なんらかの形で金融商品に触れていらっしゃるはずです。「投資」商品なんて経験がないという方でも、「保険」などには取り組んでいらっしゃいますし、「年金」や「保険」として皆さんが積み立てたお金は、それらを集める年金機構や保険会社が、機関投資家として運用をしています。つまり、直接、間接の違いはあれど、皆さんの財産は、何らかの金融商品に入れられているのです。

 金融商品には、どのようなものがあるのでしょうか? おおまかに分けると株や債券、ファンドや保険に分類できます。では、それらの本質や特徴について、しっかりと理解をしていらっしゃいますか? その理解のためには、何が確かで、何が不確かであるかを、整理して理解する必要があります。

 「株(株式)」とは何でしょうか? 英語では、StockとかEquityとかShareですね。株式は、会社の持ち分(所有)権であり、その会社を株主で共有していることを意味します。1単位のShareは、会社全体を小分けして所有していることになります。逆にいえば、ある会社の株式総数の価値は、会社の価値全体と等しくなり、会社の価値を株主全員で共有(Share)し、株数分が共有して持っている持分を意味します。では、「株」の確かなものとは何でしょうか? それは、会社の実態です。会社には、工場などの不動産を初めとして、従業員、製品の特許や製法など、有形無形の資産をもち、そして、ある程度確実な売り上げや利益を持っています。そして、同業種間で競争力のある企業ほど、利益も増加する可能性が高く、また企業として長期間存続することが期待できます。従って、株式市場で評価される企業価値(株価)は、1年間の収益の何倍から十数倍もの値段になります(この倍数は業種により様々です)。企業収益に対する株価の割合はPER(株価収益率)と呼ばれ、株価の目処値としても使われています。因みに、米国の株式市場では、長期平均の株価収益率は15倍程度です。現在の米国株式の代表的なインデックスであるS&P500種に採用されている企業の株価収益率(PER)は約18倍に達していますので、企業収益がこれから伸びる期待が高い材料が続かなければ、やや割高と言うことが出来ます。
(11月号に続く)

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2017年 11月7日(火)
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② 13:30~15:00
2017年 11月8日(水)
③ 10:00~11:30
④ 13:30~15:00
場所
ウェスティン・スクムビット
受付
グランドフロア(G階)にて、各回20分前より受付開始
参加費
無料
定員
各回 8名(お子様連れ可)

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長谷川 建一

Nippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank(NWB/ニッポン・ウエルス・リミテッド), CIO(NWBは、香港金融管理局より「Restricted Licence Bank」免許を認可された金融機関です)

京都大学卒、MBA(神戸大学)。 シティバンクグループ日本及びニューヨーク本店にて資金証券部門の要職を歴任後、シティバンク日本のリテール部門やプライベートバンク部門で活躍。 2004年末、東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)に移籍し、リテール部門マーケティング責任者、2009年からは国際部門でアジア・リテール戦略を担い、2010年は香港にてBTMUウエルスマネージメント事業の立ち上げに従事。 2013年にはNWBを創業し、COOに就き、2017年3月よりCIOを務める。

寄稿中

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