コラム人生一度きり第17回 5月に思う事

人生一度きり

第17回 5月に思う事

 5月は私が今の夫と身内だけの結婚式をあげた月です。ネット婚活で出会って5年。入籍して4年が経ちました。2013年4月1日、わざわざエイプリルフールを選んで世田谷区役所に2人で婚姻届を提出に行き、美味しいお肉を食べてお祝いしたのでした。と、このくだりだけでもツッコミどころが満載かも知れませんね。
 
 あれから、4年…。まだ、4年なんだ?? という思いの方が強く、もっとずっと長い時間を一緒に過ごしているような感じがしています。2人とも家に居るのが中心の生活の為、ほぼ365日24時間、常にお互いの存在がそこにあるからでしょう。もしかしたら私達の4~5年は、一緒にいる時間ということで言えば、週末にしかデートをしないカップルや、朝出勤して、夜中まで帰らないスタイルの夫婦にとっての10年や20年に相当するのかもしれない、と思ったりもするのです。
 
 この事に喜び、また一番驚いているのは私自身です。私の過去3回の離婚歴を振り返ると、いつもだいたい4年程で破綻していました。ただこれはある意味脳の働きが正常だったと言えるのかも知れません。どういう事かというと「恋愛感情は3年~4年で終わる」という脳科学に基づいたデータ通りなのです。「好き」という勘違い、「あばたもえくぼ」的に夢中になるのには、PEA(フェニルエチルアミン)という脳内の神経伝達物質が大きく関わっています。ラブモードを作るPEAは、言うなれば天然の惚れ薬。PEAの分泌で冷静な判断ができないため、そう呼ばれています。PEAは、恋愛初期段階のドキドキを感じると分泌され、長く付き合って相手に慣れてくると分泌量は減少。抗うつ剤としても使われるほど強い脳内麻薬なので、PEAが分泌され続けるのは、脳にとって異常事態です。そのため自然と量が調節されるのですが、その寿命がおよそ3年。これが4年説のベースとなっています。だから結婚して4年目を迎えた頃に冷静に相手を見れるようになり、自分の将来を真剣に考え始めるのです。「結婚して4年目に離婚する夫婦が多い」というヘレン・フィッシャー博士の発表は、脳科学によって裏付けもされています。
 
 で、4年。私の脳は壊れてしまったのでしょうか? 未だにPEAが出続けているようです(笑)。 ……私の夫を見て「どこがいいの?」とツッコむのはご遠慮下さいね。冗談はさておき、その脳内ホルモンが出ている4年の間にこそ必要なものは、夫婦間における言語によるコミニュケーションではないかと思います。察して欲しい、わかって欲しいと思うのではなく、意地をはらず、気持ちを言葉で伝えること。お互いの違いを認め合い、尊敬し合い、たとえ喧嘩をしたり、すれ違うことがあったとしても、最終的にはそんな気持ちをちゃんと言葉にして夫婦間でコミニュケーションをはかること。それができればPEA脳内ホルモンが出なくなった4年目以降も良い夫婦でいられるのではないかと思うのです。
 
 5月、改めてパートナーと育んできたものについて考え、いつもより多く会話をしてみるのはいかがでしょうか?

by hiroko 「結婚・離婚アドバイザー」

来タイ4年目! ライター、ラジオDJ、普段着物愛好家。着物をもっと身近なものにをモットーに、バンコクFM放送局J-channel、毎週月曜日Morning Kissには着物やゆかたで出演中。リクエスト、メッセージなど大歓迎です

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