コラム 30歳からの群れない媚びない生き方 第6回 30歳からの群れない媚びない 生き方

30歳からの、群れない、媚びない生き方

 わが家の別居生活(夫ー東京、妻子ー海外)が始まってまもなく1年半。2ヶ月に一度くらいのペースでお互い行き来しあっています。
 先日のGWは夫がマニラに来てくれました。実際に夫が来るまでは、ワンオペ育児の疲れもあり、すごく楽しみなのですが、いざ来ると、結構イライラしてしまうんですよね(苦笑)。そのことを実母に愚痴ったところ、「貴女のワガママでそうしてるんでしょ? 少しは我慢しなさい」と逆にたしなめられてしまいました…。 『妻のワガママで、夫はかわいい盛りのわが子と引き離されてかわいそう』。 そう、これ、わが家のライフスタイルに対し、よくある認識、反応です。 これが、夫が単身赴任で妻子が日本に残されているケースだったらどうでしょう? 「旦那さんの仕事だから仕方ないよね…」になりません? 逆はダメなんてフェアじゃない! なんてフェミニズムを振りかざすつもりはありませんが。 わが家の場合、「夫の方が退職/休職して、妻の私に帯同する」「夫が東京でワンオペ育児をする」「夫と私が定期的に交替で養育する」といった選択肢もありました。夫がそれを望むなら、彼が専業主夫・パパになり、私が一家の大黒柱として働くくらいの気概は持ち合わせています。でも、夫もそれは望みませんでした。息子にとっても、数ヶ月ごとに環境が変わるのはよくないでしょうし、そもそも制度的に難しいという事情もありました。そういったことを勘案し、家族会議の結果、今の対応に落ち着いたのです。
 この「かわいそう」反応の裏側には「家族は一緒にいるべき」という暗黙の価値観もあると思います。以前にも書きましたが、家族が離れていることがベストだとは私たちも思っていません。あくまでも移行措置であり、将来的には家族が一緒に暮らすことを目指しています。そういうわけで、世間様はともかく、わが家には「夫がかわいそう」という議論は存在しませんし、夫がそのようなことを口にしたことも一度もありません。賛否両論あると思いますが(と言いつつ、誰が何を言おうと気にもしないが)、これが夫婦それぞれ自立した、私たちなりの対等なパートナーシップです。家族や夫婦のあり方というのは、世間の価値観や外的環境により決まるものでなく、自分たちで考え選択できる、それぞれの家族固有のものだと思っています。そして息子が成長し、自分の意志を表明できるようになったら、家族会議に参加して意思決定に関与してもらおうと思っています。それがわが家の最高経営戦略会議、全員がボードメンバー!

サノユキコ

慶應義塾大学卒業、ハーバード大学博士課程修了(国際開発専攻)。日本という枠にとらわれず、自分の志向、感性、価値観、ライフステージに合わせて “ほんとうに贅沢な” ライフスタイルを選ぶ Globaluxe(グローバリュクス)を実践中!

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