コラム 輝け自分! ハッピーライフコーチング 第23回 ハッピーライフコーチング

輝け自分! ハッピーライフコーチング

第23回 ハッピーライフコーチング

 今年の夏、海外駐在4カ国目となるベトナム・ホーチミンへ赴任します。子供はインターナショナルスクールを転々としながら中学受験をしてきたので、最近では「海外での子供の学校や教育、どうしたらいいか?」と、相談を受けることも多くなりました。
 
 あるお子さんは、海外生まれでインター校育ち。5年生で本帰国し、帰国子女枠で中高一貫校に合格。しかし中3で再度、海外赴任が決まり、お母さまから「ご主人について行くか、母子で日本に残るか悩んでいる」と相談がありました。有名校に入ったものの、進度の速い学校の勉強に付いていけず苦労し、ようやく慣れてきた頃だったからです。入学することと、周りに付いていくことは、大きな違いだとおっしゃっていました。 
「受験」という選択が間違っていたのではないかと何度も悩んだ数年間だったのに、この段階でインターに編入すればまた同じような苦労を味あわせるのでは、と悩んでいたのです。
 
 「お子さんはどう言ってるの?」と聞いたら、パパと一緒に行きたいということでした。私は「まずは行ってみて、そこで考えてみてはどうかしら? ここで親に反対されて自分の方向性が決められたとしたら、この先、うまくいかなかった時に『あの時、自分は行きたいと言ったのに、親のせいでこうなった』と、思わないかしら?」と、お返事しました。
 
 親は自分が知っている範囲の中でベストな未来を思い描き、子供の「今」をどうするかを思案してしまいがち。でも、未来は今から先に繋がるものであって、「充実した今」があるからこそ「充実した未来」 へ繋がっていくのです。そしてその「今」や「未来」を体感するのは、親でなく「子供本人」なのです。
 
 私も過去に「子供は先のことが分からないから、親がしっかり将来を考えてあげなくては」と思っていました。でも本当は「子供が傷つく姿を見たくない」「自分の子供に何もしてあげられなかった」と後悔したくない、という罪悪感やエゴがあったことに気づかされました。
 
 子供は自分が決めたことに責任を持ち、その時にできる限りのベストを尽くし、親はそのサポートをする。それでもし困ったことが起こったら、その時、方向転換を考えるのもありだと思います。上手くいかなくても、決してそれが失敗ではなく、子供達の長い人生のプロセスの1つとして必要だったのだと受け止める。そして、どんなことが起きても「この子は絶対に大丈夫」と親が信じる事こそ、子供の財産になると思うのです。
 
 我が家も新しい土地で、どんな出会いや出来事が待っているのか。ご縁をいただいた土地の生活を家族で楽しもうと思っています。

by 田中 瑞恵 「ファミリーセラピスト」

青山学院女子短期大学 児童教育学科・教養専攻卒業。海外駐在歴12 年、うち海外での育児経験10年、3か国で生活経験あり。国際コーチ連盟(ICF)コーチトレーニングプログラム修了【所持資格】全米NLP協会マスタープラクティショナー・コーチング、CIBTAC英国国際セラピスト、育児セラピスト、食育指導士
新しいブログ始めました! http://ameblo.jp/happy-family-therapy-sun/
ブログ http://treasurebx.exblog.jp/

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