コラム 輝け自分! ハッピーライフコーチング 第15回 ハッピーライフコーチング

輝け自分! ハッピーライフコーチング

第15回 ハッピーライフコーチング

 「ママ、あのね、私、○○をやめたいの」。例えばお子さんがこんな話をしてきた時、誰かと大切な話をする時、どんなコミュニケーションを取っていますか? 「何を言ってるの! そんなことダメよ。やりたいと言いだしたのは自分じゃないの!」そんな風に返したりしていませんか?
 
 人の気持ちにはいくつもの層があり、その下の方に本当の感情が隠されています。私たちは幼い頃から、怒り、恐れ、不安、寂しいなどネガティブな感情を持ってはいけないと抑圧し、自分の本当の気持ちさえ分からなくなることがあります。それを繰り返すうちに心に空洞が出来て、「何をどう伝えたらいいのか分からない」そんな風にもなってしまうのです。
 
 人は最後まで自分の気持ちを聞いてもらい、相手が受け入れてくれたと感じて初めて「分かってくれた」と抱え持っていた気持ちが、すっと溶けてなくなっていきます。
 
 「ママ、私、○○をやめたいの」
 「どうして?」
 「○○をするのが楽しくないの」
 「そうなんだね〜」
 こんな会話を続けているうちに、どんどん下の層にある気持ちに辿り着き
 「一緒に習っている○○ちゃんが、意地悪するの」
 「そうか、そう思ってたんだね〜」
 「そういうことはあるけれど、本当は○○は好きなの。○○はやめたくないの」
 
 これは例ではありますが、こんな風に自分でも気付いていなかった本当の気持ちに行き着き、そこから本当の解決策が見いだせるのです。
 
 これは親子間だけでなく夫婦間や仕事関係などでも、相手が上の層の気持ちを話しているうちに最後まで聞かずに遮ってしまったり、自分の価値観でピシャッと否定してしまったり、アドバイスしてしまうことがあります。
 
 そうすると相手は自分でも分からなくなってしまった本当の自分の感情まで辿り着けず、その本当の気持ちが消化されないまま、しこりとなってずっと残ってしまい、「どうせ自分の話は聞いてくれないんだ」となってしまったり、「この仕事はイヤ」「この家庭はイヤ」と上の層の気持ちに留まってしまいます。本当の気持ちはそうでなかったにも関わらずです。
 
 そうは言っても相手の話に「それは、おかしいんじゃない?」などと、感情が出てくることもあると思います。そんな時にはまずは相手の話を最後まで聞いて「私は○○にこう思ったの。だからこうしてほしいの」と「私」を主語にして気持ちや感情を伝えると、相手は責められているようには感じられず、そこから自分の中で変容が起こり気づきが得られるのです。
 
 誰かに深いレベルで本当に話を聞いてもらえたなら、人は自分の中で答えを発見して、さらにお互いに充たされる。ぜひ真のコミュニケーションを図っていきましょう。

by 田中 瑞恵 「ファミリーセラピスト」

青山学院女子短期大学 児童教育学科・教養専攻卒業。海外駐在歴12 年、うち海外での育児経験10年、3か国で生活経験あり。国際コーチ連盟(ICF)コーチトレーニングプログラム修了【所持資格】全米NLP協会マスタープラクティショナー・コーチング、CIBTAC英国国際セラピスト、育児セラピスト、食育指導士
新しいブログ始めました! http://ameblo.jp/happy-family-therapy-sun/
ブログ http://treasurebx.exblog.jp/

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